さて、Line 、Mazeと来たので、次は Simulation ですね。
ということで、RoboCupJunior Rescue Simulation Rules 2024 Draft をチャチャっと読んでみました。
まあ、はっきり言って、この Rescue Simulation 2024 は、ハチャメチャです。 ぜんぜん整理されていません。 DRAFT版とはいえ、よくこんなものを出したなぁ・・・(あくまで、個人の感想です!)
まず、「* 印」の説明が最初にあるのですが・・・この印の意味が(相変わらず)良く分かりません。
では、分かったことなどを列挙します。
・文字の被災者を「Letter victim」と表記した。
・文字の被災者と危険物標識をまとめて壁トークン「wall tokens」と表記した。
・Summary の上(前)にある絵が、相変わらずルールにマッチしていない。(ルールにマッチしていない絵を掲載するなよ! 笑)
・Rescue Maze と同様に、リニアタイル、フローティングタイルで分類するようになった。(壁ではなくタイルで分類する)
・2.3.7の下の図が(Rescue Maze同様)間違っている。(と思われる)
・「ロボットの走行可能な通路は幅12cm」の表記がなくなり、もっと狭い幅の通路がありうる。
・「エリア4は全体の4分の1以下」の表記がなくなった。
・エリア1~エリア4がお互いに接続される(可能性がある)ことが表記された。(これまで、エリア1-3、2-4の接続が無かった)
・障害物の設置条件として「壁から8cm離す」が無くなり、自由な場所に設置可能になった。
・相変わらず、事前に提出したソースコードは勝手に公開されちゃうようです。(苦笑)
・上でリニア、フローティングの判別はタイルで行うように変更したハズなのに、下の方でリニア壁の表記が出てくる。(整理されてませんね)
・エリアとエリアの接続タイルが6種類になったのに・・・マップ情報の定義では4種類しか書かれていない。(ルール内で矛盾!)
・4.6.10の図が、相変わらずルールにマッチしていない。(ダメですね!)
・得点の計算式に出てくる用語が統一されていない。(Robot Score 、 Field Score)
あとは、Rescue Line、Rescue Maze と同じように5章に Competition が追加されました。
このように、いろいろありますが・・・一番インパクトがでかいのが、障害物の設置条件や経路の幅だと思います。 普通に壁を見るだけでは経路なのか(進めるのか進めないのか)が判断できません。 とりあえず行ってみて、動けなったら「あぁ、ここは進めない」と判断するしかないのでしょうか!?
で、最初に書いたように・・・いろいろと整理されていないので・・・ある部分は修正されているのに、ある部分は修正されていないから、上と下で矛盾してたりします。
これ、正式版ルール(Final rules)で直るのかなぁ・・・
また、時間のある時に、ゆっくりと読みたいと思います。