堀田善衛さんの「ゴヤ」第2巻に突入。予想以上の出来ばえ。
成人男子向け、評伝の傑作といっていいだろう。
夢中になるあまり、さきへさきへとページを繰って、その手が止まらず、
睡眠不足になりそう。
辛辣かつビターなこの味わいは、なんとなく爽快でもある。辛口度10点満点として、8-9の激辛レベルといっていい。
ところで買いそびれたままだった藤原さんの「なにも願わない手を合わせる」(写真)を中古書店で発 . . . 本文を読む
上州大古本まつりで、思いがけず堀田善衛のゴヤ4部作のうち、第1巻をのぞく3巻をハードカバーで手に入れたため、ゴヤへの関心が再燃した。
はじめてゴヤに接したのは1971年、上野西洋美術館で開催されたゴヤ展を視たとき。そのあと、1997年だったか8年に友人二人とスペインへでかけ、プラド美術館でゴヤと再会をはたした。
このときはトレドでエル・グレコの「オルガス伯の埋葬」と出会い忘れることのできない旅と . . . 本文を読む
(「じいちゃんさま」と「未来ちゃん」。どちらもBOOK OFFで購入)
写真集が好きなので、年間7~8冊は買って愉しんでいる。価格が高いし、マニアというほどではないから、そうそう手許にやってくるわけではない。
見るというより、わたし的なスタンスとしては「写真集を読む」という表現がぴったり♪
■「じいちゃんさま」(リトルモア2008年刊)
梅佳代さんは、これまで写真集を何冊か買ってある。その . . . 本文を読む
今日はすっかり寝坊し、目覚めたら9時半過ぎ(ノ_・。)
外を眺めたらうっすら雪化粧・・・こりゃいかん! いかんぞ!!
遅刻はともかく、ソーラーパネルに着雪すると、発電能力セロの危険があるから、雪下ろししなくて・・・と思いつつ雑用にまぎれぐずぐずしているあいだに融けてくれた、ヤレヤレ( ´。`)
雪下ろし用の道具は用意があるけど、それで事が足りるか否か?
まだいっぺんも使ったことがないから。 . . . 本文を読む
「絶対平面都市」は、これまで雑誌に掲載された森山さんへの8本のインタビューをまとめた本。
荒木経惟さん、藤原新也さんとともに、森山さんほどたくさんのエピゴーネンにかこまれている写真家はいない。
インタビュアーはことばを慎重に選んで、理解の触手をのばそうとする。それに対して疑問を投げかけ、韜晦し、拒絶し、論点を変えようとする。
「おれをそんな簡単に理解しようと思うなよ、おれ自身にもよくわかってない . . . 本文を読む
(左にあるのは4年ばかり前に手に入れたわたしのローライフレックス3.5F)
「Vivian Maier: Street photographer」
いずれ日本語版が出るのではないかと様子を見守っていたが、刊行されそうもないので、洋書として買うことにし、友人に依頼してAMAZONから取り寄せてもらった。(わたしはネットで買い物をしたことがないし、ヤフオクにも、手を出さない主義)
前橋にある紀伊國 . . . 本文を読む
双葉社から刊行されたこの二冊で、わたしはたしかキヤノンからニコンに鞍替えした。
1990年代の終わりころ、AFのキヤノン一眼を数台、売却したり、知り合いにくれてしまった(;´-`)
プラスチック外装全盛の時代、ボディもレンズも。写りは悪くはなかったけど、愛着のもてない機材だったのだ。
双葉社のこの「使う・・・」シリーズ、ほかにローライとオリンパスをもっている。
そのどちらからも影響をうけた。
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田中長徳さんの文庫本が100円+税、今城淳さんの写真集「earl grey」が半額1400円だったので、つい買ってきた。
今城さんはフィルム+ハッセルの人かな?
それにしてもこの人が撮る女性はすべてBeauty Doll。生活感ゼロ、汗のにおいもまったくしない。
まあ、そういうCMの世界で活躍している写真家なのだろう...?^^);
そこでは女性は「美しくなければならない」のだ。 たいへんな . . . 本文を読む
キケンかなあ・・・と思いつつ、つい衝動買い。
アダプターによって、オールドレンズの淵をさまようことは、まずあるまい、プアマンだから(^^;) いやいや、待てよ、臨時収入があるかも知れない。
究極の道楽、といえばいえる世界。なぜか、大抵男だけがハマり、「男ってバカね」な~んていわれるのだ(-_-) お金がいくらあっても足らなくなる。 . . . 本文を読む
このところ、「アサヒカメラ」と「日本カメラ」の立ち位置が逆転している。
前者がビギナー向け、後者はハイアマ向け記事が多いので、つい「日本カメラ」を買う。
石川竜一さん、ミゾタユキさん、井戸田和彦さん、安掛正仁さんのグラビアはそれぞれに、注目すべき感受性、ピュアな作家性が香っている。
ニコン、キヤノン、フジ、オリンパス、ペンタックスから続々とニューモデルが登場し、メカ記事、作例の掲載が華やか(^ . . . 本文を読む