「肖像写真 時代のまなざし」(岩波新書)につづいて、多木浩二さんの本を読んだので、
その感想を、ごくカンタンにとりまとめておこう。
本書カバー裏に次のような内容紹介が掲げてある。
『伝説の写真雑誌「プロヴォーグ」の理論的支柱であった著者の30年にわたる写真論を集成。内容は、真の形而上学的考察、写真史を画した写真家、人間の知覚を変容させた科学写真、写真メディア、ファッション写真などの議論に及ぶ。哲学、芸術史、記号論などの豊かな知見を背景に、「写真に何が可能か」「写真とは何か」を問う』
少し読みすすめていけばわかるが、この人は理論の人である。理知的で、抽象的なことばを哲学者のように駆使し、写真とはなにかを、さまざまな切り口によって解き明かしていく。
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4月に入り、いよいよ春本番。
・・・と思ったら、昨日は朝からどんよりとしたお天気。
小雨がぱらぱら降っていた。
前橋市の県立S公園。
さすがに駐車場はアキが多く、人の姿はまばらだった。
賃貸の管理物件があるので、S公園周辺は、わたしのテリトリーのど真ん中。年中このあたりをクルマで走りまわっている。
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