二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

最後の挨拶 ~茨木のり子の場合

2011年05月25日 | 俳句・短歌・詩集
「櫂」の同人として出発し、戦後屈指の女性詩人として活躍された茨木のり子さんが亡くなったのは、2006年のこと。 死亡をつたえるあの新聞記事を眼にとめてから、すでに5年余が過ぎ去っている。 光陰矢のごとし・・・というほかない年月(としつき)をへて、昨日、一冊の本とめぐりあった。今日はその本の紹介。 わたしは高校生のころから詩を書きはじめ、「現代詩手帖」「ユリイカ」にさかんに投稿し、たまに選に通って掲載されたりなどしていた。 大学時代は、瀬尾育生、清水哲夫(鱗三)らと、同人誌「夜行列車」を結成し、いっぱしの詩人のつもりで詩を書いていたものであった。 . . . 本文を読む
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