二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

2011年06月04日 | 俳句・短歌・詩集
空気の指が半袖になった腕にふれる。 一日一日 初夏の気配が濃くなっていくね。 ぼくがキタテハやアカスジキンカメムシと戯れているあいだにも 刻一刻と 変化してやまないものがある。 ぼくはペットボトルにつめた水道水をクルマに積んで持ち歩き ふと思いついては それを飲む。 体重の八十パーセントが水分だとしたら ぼくという存在は ぼくという形をとった 五十キロほどの水なのだ。 おしっこや涙やよだれ。 ビールを飲み ウィスキーの水割りを飲み コーヒーやコカコーラを飲む。 いったどれくらいの水が この一日に出たり入ったりしているんだろう? 二リットル・・・いやもっと多いかもしれない。 水をよごすと 体内がよごれる。 ごみや廃液 放射能で。 . . . 本文を読む
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