二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

明るい方へ歩いてゆく

2011年11月05日 | Blog & Photo
町を歩いていると、明るいところと、暗いところがある。 むろん、その中間のいわばグレーゾーンが圧倒的な割合をしめるのだけれど、明るいところを見たあとでは、暗いところが見たくなるし、暗いところを見たあとでは、明るいところが見たくなる。 たとえば、暗いところには、時のよどみにひっそりと廃屋が沈んでいる。 たとえば、明るいところには、だれかが種または苗木を植えた花が咲いている。 ネイチャー・フォトとしてフレーミングするのではなく、街角小景として、それらをポンと撮影するのが気に入っていて、過去の写真には、そういったものがたくさんストックしてある。 町の中のフラワーは、当然ながら、野の花とは違った風情をもっている。 もうずいぶん昔のこと、・・・たぶん20年かもっとまえのことだけれど、わたしは鮮烈な光景を思い出す。 ところは、足尾市郊外。 . . . 本文を読む
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