何を見ても何かを思い出す」というのは、アーネスト・ヘミングウェイの未発表短編集のタイトル(高見浩訳)。
中身は読んではいないけれど、数年前から、このことばがとても気になるようになった。こういう心的現象は、熟年あるいは老年になった証拠ではないだろうか?
歳をとるにしたがい、だれしも、記憶遺産がふえていく。
「少しでも若く見られたい、若くありたい」と人びとは願い、そう振る舞う。
「退屈? ボンヤリ . . . 本文を読む
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