何を見ても何かを思い出す」というのは、アーネスト・ヘミングウェイの未発表短編集のタイトル(高見浩訳)。
中身は読んではいないけれど、数年前から、このことばがとても気になるようになった。こういう心的現象は、熟年あるいは老年になった証拠ではないだろうか?
歳をとるにしたがい、だれしも、記憶遺産がふえていく。
「少しでも若く見られたい、若くありたい」と人びとは願い、そう振る舞う。
「退屈? ボンヤリしているようにみえるからね。そんなことないの。思い出すことが山ほどあるから」といって、ある女性がほほえんだ。
20年前、30年前・・・あるいはもっと昔を、彼女の心は散歩している(^^)/
夕焼けに眼を向けながら、夕焼けなんて見てはいない。
彼女は彼女の「記憶遺産」を旅している。
それは老年の最大の愉しみの一つだろう。
中身は読んではいないけれど、数年前から、このことばがとても気になるようになった。こういう心的現象は、熟年あるいは老年になった証拠ではないだろうか?
歳をとるにしたがい、だれしも、記憶遺産がふえていく。
「少しでも若く見られたい、若くありたい」と人びとは願い、そう振る舞う。
「退屈? ボンヤリしているようにみえるからね。そんなことないの。思い出すことが山ほどあるから」といって、ある女性がほほえんだ。
20年前、30年前・・・あるいはもっと昔を、彼女の心は散歩している(^^)/
夕焼けに眼を向けながら、夕焼けなんて見てはいない。
彼女は彼女の「記憶遺産」を旅している。
それは老年の最大の愉しみの一つだろう。