二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

ほんの少しのたいせつなもの(ポエムNO.3-85)

2020年06月30日 | 俳句・短歌・詩集
   (2015年10月 前橋) たいせつなものは ほんの少ししかありはしない。 川は流れないとよどんで いやなにおいを発しはじめる。 時代がよどんで いたるところ悪臭がしている。 すぐに慣れて感じなくなってしまうから 問題にしようとする人は百人に一人もいない。 たいせつなものは ほんの少ししかありはしない。 だけど ほんの少しのたいせつなものを なおざりにしてきた。 よどんだ空気の底 . . . 本文を読む
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