二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

際限のない時空をめざして ほか3編の短詩(ポエムNO.3-72)

2020年06月07日 | 俳句・短歌・詩集
   (夾竹桃のわくら葉。2020年5月) 1 際限のない時空をめざして 進退に窮して立ち止まる。 ここから先には ぼくはすすめない。 やむをえずパレットの上にことばをならべる。 それらのことばを昆虫のように あるいは戦闘機のように 飛び立たせる。 「さあ そろそろおまえたちの出番だ。 ここから先にある この世の崖っぷちを見とどけてこい」 香りのない半透明なことばたちが 離陸していく。 . . . 本文を読む
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