■スタインベック「ハツカネズミと人間」大浦暁生訳 新潮文庫(平成6年刊)
本書「ハツカネズミと人間」は、スタインベックの最高傑作といえるのではないか。
アマゾンのBOOKデータベースでも「永遠の名作」と紹介している。
《一軒の小さな家と農場を持ち、土地のくれるいちばんいいものを食い、ウサギを飼って静かに暮らす――。からだも知恵も対照的なのっぽのレニーとちびのジョージ。渡り鳥のような二人の労働者 . . . 本文を読む
「朝の歌」の原稿全文が発見されたという、中原中也ファンにとってはBigなニュースが、数日前の朝日新聞に三段抜きで掲載されていた。
朝日だけでなく、Netで検索すると、各社競うように大きく扱われている。
中也が自分の“鉱脈”を掘り当てた、最初期の作品。
はじめて接したときの驚きをわたしも覚えている!
大事な出会いであった。中学3年生のわたしのとっても。
寝起きしていた「あの部屋」と、あの天井のこと、 . . . 本文を読む