二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

警察小説の金字塔 その3 ~エド・マクベイン「毒薬」を読む

2023年11月03日 | ミステリ・冒険小説等(海外)
■エド・マクベイン「毒薬」井上一夫訳(ハヤカワ・ミステリ文庫 1994年刊 原作は1983年刊) 結論からさきに書かせていただくと、本編「毒薬」はまぎれもない傑作である。・・・といいたいところだが、惜しくも傑作を逃がしたと思う。 決着のつけ方、つまり結末がよくないのだ。 全397ページのうち、最後の第17章は373ページからはじまる。なぜこんなに急ぎ足に終わらせなければならなかったのか(´?ω . . . 本文を読む
コメント