二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

開けてびっくり閲覧数!

2019年03月14日 | 小説(国内)
けさは「二草庵摘録」の編集ページを開けてビックリ(@_@) 

何と閲覧数1919件、訪問者数638件、順位730位と表示されていた。
これまで、閲覧数800~1200件、訪問者数250~430件あたりをうろうろだった。

しかも「このブログの人気記事」ベストに、突如として、詩や詩人論が、8本もランクインしている!

いったいどーしたことだろう(・_・?) 
「春一番が吹いたのか」な~んてね。

トップの写真は「日本近代文学評論選」昭和篇。
明治・大正篇とあわせ、これまで“名のみ知っていた”エポックメーキングな評論を、ちょっとずつ読みすすめている。
そろそろ撮影モードにシフトチェンジする時期なのだが・・・。












昨日も友人と待ち合わせ、戸田書店高崎の特設古書コーナーへ出かけた。
本がふえる、ふえる・・・あきれるばかり|;゚ロ゚|w 
8帖の和室を書庫にするしか、手はないのかな? 改造費が、まあ、大雑把に見積もって300万円はかかるだろう。
このさき読まないことがわかっている漱石全集など、全集ものは叩き売るとしても。

私小説の関連図書が主として集まっている。大型の本は避けているため、岩波文庫、講談社文芸文庫の数が多いなあ(^^♪
坂口安吾にも興味をもって、有名な「桜の森の満開の下」を読んだが、説話的というか、ひどく観念的でつまらん。織田作之助と較べると、文体・描写のデリケートな感触が少しもつたわってこない憾みがある。
まあ、好みの問題だろうけど。

日本近代の文学がわたしのホームグランドと胸を張っていえるようになりたい・・・のである。海外の文学を愛読した人の眼から見たら、自己嫌悪を感じるほど、貧相でいじましい世界なのだが。
活字が大きくなったので、あらためて「暗夜行路」や「雪国」などの長編も買いなおした。
定番中の定番だけどね(^^;) 

とくに「暗夜行路」は高校時代に読んだっきり。
ラストに近いあたりで、大山に登って壮大な夜明けの風景にひたるあの名シーンや、お相手をしてくれた売笑婦の大きな乳房にふれ、「豊年だ、豊年だ」と感激するシーンは覚えているけどね(笑)。
その後、「暗夜行路」に対する批判ばかり読まされてきた。そういった影響から脱するのは容易なことじゃない。
21世紀の“いま” 、67歳のわたしが「暗夜行路」を読み返すことに、はたして意義があるかどうか、最後のページまでおつきあいできるかどうか、取り組んでみないとむろんわからない。



さあて、開けてびっくりのアクセス件数は瞬間最大風速だろうから、すぐに忘れなければならない。
桜の蕾がふくらんできたぞ(^^)/
いつもの春、撮影のシーズンが、例年のように、まもなくはじまるのだろう。

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