二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

愛猫記「これニャーに?」

2011年09月24日 | Blog & Photo

知り合いの不動産屋から雄猫テンちゃんがやってきたのは、ことし7月の15日。
もう2ヶ月と少したって、すっかりわが家の猫におさまっている。
きたときより、少し大きくなり、体重がさらにアップ!
抱き上げるとき「どっこいしょ!」とついかけ声をかけてしまう。
食事はキャッツフード・オンリー。焼き魚やチーズを鼻先に持っていっても、まず、食べようとしない(=_=) ネズミなど顔も知らないだろう。農家のわが家は、この猫を「ネズミの番人」として飼っている。

ニャーと、けっこう大きな声で鳴く。
それだけで、ネズミの運動会が、影をひそめる。
田舎だから、どぶネズミはいないが、野ネズミはいる。米や野良着などを囓られる。

こいつは雄であるが、いたって人なつこく、わたしを、飼い主というより、友達か恋人のように思っている。
遊んでもらいたいときは、足許にドンとぶつかってきて、ささっと走り抜けていく。挑発しているのである(^_^)/~ 「あ、コラ!」とわたしがそのいたずらにのってやると、大喜び。夏のあいだは戸外で過ごすことが多かったが、いくらか涼しくなったせいか、最近は母屋のどこかで、テキトーな塒をみつけ、一夜を明かしている。



「あ、失敗。見つかったのね、はい」



「上を見ろ、上を。意味ねえけどよ」


週に1、2回はわが家に入れるが、寝室へは入れないようにしている。
ベッドに上がってきて、体にのったり、手や足やあごのあたりを舐めたり、髪の毛を噛んだり・・・騒がしくて、おちおち眠っていられない。そればかりか、明け方4:30ころになると、にゃー、にゃーと鳴いてわたしを起こし、外へ飛び出していく。

休日でわたしが家にいればわたしの、いなければ、父親の腰巾着をしている。雄なので行動半径が広く、畑までついてくる。
近所には野良が何匹かいる。




これはその一匹。チャトランと名づけている雌で、ことしの春は、裏の納屋で3匹仔猫を産んだ。しかし、その後、仔猫たちは行方不明。親猫がたまに屋敷うちに侵入してくる。
それをテンちゃんが威嚇し、追い出そうとしている。
雄同士ならともかく、雄が雌を威嚇するなど、めったに見られないのに。
「おい、ここはおいらの縄張りだぞ。挨拶していってくれ」
「ふん、あたしのほうが、先住者なんだから。えらそうにいわないで!」
「なんだと! 生意気なやつめ。やるつもりなのか」
「へん。あんたになにがやれんの。やってみて」
「う~、う、う。ばかにしてるな、こいつ」
「だってあんた、年中ドスンとどこかから落っこちてるし、運動神経鈍いでしょ」

・・・てな会話がかわされているものとみられる(笑)。
人間には、ただ唸りあっているだけにみえるけれども。
いつでも食べたいときに、袋に顔を突っ込んで餌を食べているから、このところ、また一段と重くなった。
近ごろ困っているのは、庭に止めてあるクルマのボンネットに毎日駆け上がって、クルマを泥まみれにすること。「ちょっとあしあとつけておきました」ならいいけれど、毎朝、出勤まえには、フロントガラスを拭き掃除しないと、運転できないくらいひどい。

なにかいい対策はないものだろうか?
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