BOOK OFFを散歩していたとき、「おや、こんな本があったのか?」と思って、買って帰ったこの一冊。
関川夏央さんが、おもに司馬さんの晩年の事績「この国のかたち」に的をしぼり、この時期の編集部宛の手紙を縦横に引用しながら司馬遼太郎論を展開していて、なかなか読ませる。
文藝春秋の巻頭エッセイは、名物記事として長年にわたり、多くの読者をかかえていた。
いまはだれが書いているのだろう?
池波さんもおもしろいが、残念ながら知的な興奮はほとんど味わえない。というわけで、この数日池波さん、司馬さんのあいだをいったりきたり(^^;)
「韃靼疾風録」を最後にフィクションから撤退してしまった司馬さんは、「街道をゆく」と、「この国のかたち」を、倒れる数日前まで連載しつづけた。
小説家であることをやめ、文明批評家に転身した・・・といってもいいくらいだが、筆力そのものは最晩年まで衰えなかった。
あいかわらず影響力は大きかったことを、わたしはうろ覚えに覚えている。
・・・そうか、手紙魔でもあったのだ!
関川夏央さんが、おもに司馬さんの晩年の事績「この国のかたち」に的をしぼり、この時期の編集部宛の手紙を縦横に引用しながら司馬遼太郎論を展開していて、なかなか読ませる。
文藝春秋の巻頭エッセイは、名物記事として長年にわたり、多くの読者をかかえていた。
いまはだれが書いているのだろう?
池波さんもおもしろいが、残念ながら知的な興奮はほとんど味わえない。というわけで、この数日池波さん、司馬さんのあいだをいったりきたり(^^;)
「韃靼疾風録」を最後にフィクションから撤退してしまった司馬さんは、「街道をゆく」と、「この国のかたち」を、倒れる数日前まで連載しつづけた。
小説家であることをやめ、文明批評家に転身した・・・といってもいいくらいだが、筆力そのものは最晩年まで衰えなかった。
あいかわらず影響力は大きかったことを、わたしはうろ覚えに覚えている。
・・・そうか、手紙魔でもあったのだ!