このところ億劫になってレビューを書いていないが、これはぜひ取り上げておこう。
ドナルド・キーン「思い出の作家たち」(新潮文庫)、令和元年5月1日刊。
本文176ページの薄っぺらな文庫本だが、いやはやおもしろかった。
谷崎、川端、三島、安部、司馬と交遊があったキーンさんならではの視点が、随所にいきいきと反映され、並の評論とはことなる味わいを添えているのが素晴らしい(^-^)
結局は不毛に終る抽象的な論議がほとんどなく、交友録めいた大家のエピソードがじつに効果的に使われていて、読みすすめるうち作家の風貌が浮かんでくる。
しかし、いうべきこと、指摘すべきことはずばりと書かれてある。
東日本大震災をきっかけに日本に帰化したアメリカ人こそ、このキーンさんであった。
遺骨はどこに葬られていたっけな?
墓参はムリだろうが、いずれ代表作「明治天皇」は読まねばなるまい(^^♪
ドナルド・キーン「思い出の作家たち」(新潮文庫)、令和元年5月1日刊。
本文176ページの薄っぺらな文庫本だが、いやはやおもしろかった。
谷崎、川端、三島、安部、司馬と交遊があったキーンさんならではの視点が、随所にいきいきと反映され、並の評論とはことなる味わいを添えているのが素晴らしい(^-^)
結局は不毛に終る抽象的な論議がほとんどなく、交友録めいた大家のエピソードがじつに効果的に使われていて、読みすすめるうち作家の風貌が浮かんでくる。
しかし、いうべきこと、指摘すべきことはずばりと書かれてある。
東日本大震災をきっかけに日本に帰化したアメリカ人こそ、このキーンさんであった。
遺骨はどこに葬られていたっけな?
墓参はムリだろうが、いずれ代表作「明治天皇」は読まねばなるまい(^^♪