3.11に起こった東日本大震災。
被災地はもちろんのこと、周辺地域にも甚大な影響をおよぼしていて、マスコミは震災報道一色といっていいようなありさまとなっていた。
日本列島が、石油と原子力の海の上に浮かぶ小舟であることを、多くの日本人がまざまざと実感したに違いない。
とくに東日本、・・・列島の1/3ほどが、福島第一原発の事故の影響下、いまだ計画停電だ、物資不足だという状況におかれている。
便利で快適な「アメニティ生活」なるものが、これほどもろい基盤の上に築かれていたのである。飲料水、電気、ガス、道路といったものが、アメニティ生活のライフラインだから、そういったものが崩壊してしまえば、アメニティもへったくれもあったものではない。
また、今回の大震災の中で露わになったもののうち、大都市と地方の格差という構図がある。
安全だといいながら、なぜ大都市近郊に原子力発電所を建設しないのか――そこに、利権をむさぼっている側の虚偽があることは明らかである。
この大震災を境に、世の中の生活水準や、安全基準や、文明の進歩なるものを、
大幅に修正したくなっている、あるいはすでにそうしている人々がきっと多いに違いない。
石油と原子力の海の上に浮かぶ、心許ない小さな舟。
その根本の前提条件が破壊されてしまうことがありうる。
いまの日本の繁栄というにとどまらず、文明とは本来そうしたものであるのだ。
しかし、石油をはじめとする化石燃料や電力への依存度は、地球規模で加速度的に高まっていく。大げさにいえば、人類滅亡のカウントダウンが、すでにはじまっているのかも知れない。
いまさら鴨長明さんの時代のようには暮らせないのは明らかだけれど、都市的なアメニティ生活への信頼は、大きくゆらいだ。さてさて、自身の生活、どこからどう変えていったらいいものか?
わたしのような呑気者も、ようやくことの重大さに思いをめぐらしているところである。
さてさて、つぎの二枚は、わたしの手に乗って「ハトの餌」を啄むハトのジョナサン。
むろんこれも、石油と原子力の海の上に浮かぶ小舟の中の一情景。
被災地はもちろんのこと、周辺地域にも甚大な影響をおよぼしていて、マスコミは震災報道一色といっていいようなありさまとなっていた。
日本列島が、石油と原子力の海の上に浮かぶ小舟であることを、多くの日本人がまざまざと実感したに違いない。
とくに東日本、・・・列島の1/3ほどが、福島第一原発の事故の影響下、いまだ計画停電だ、物資不足だという状況におかれている。
便利で快適な「アメニティ生活」なるものが、これほどもろい基盤の上に築かれていたのである。飲料水、電気、ガス、道路といったものが、アメニティ生活のライフラインだから、そういったものが崩壊してしまえば、アメニティもへったくれもあったものではない。
また、今回の大震災の中で露わになったもののうち、大都市と地方の格差という構図がある。
安全だといいながら、なぜ大都市近郊に原子力発電所を建設しないのか――そこに、利権をむさぼっている側の虚偽があることは明らかである。
この大震災を境に、世の中の生活水準や、安全基準や、文明の進歩なるものを、
大幅に修正したくなっている、あるいはすでにそうしている人々がきっと多いに違いない。
石油と原子力の海の上に浮かぶ、心許ない小さな舟。
その根本の前提条件が破壊されてしまうことがありうる。
いまの日本の繁栄というにとどまらず、文明とは本来そうしたものであるのだ。
しかし、石油をはじめとする化石燃料や電力への依存度は、地球規模で加速度的に高まっていく。大げさにいえば、人類滅亡のカウントダウンが、すでにはじまっているのかも知れない。
いまさら鴨長明さんの時代のようには暮らせないのは明らかだけれど、都市的なアメニティ生活への信頼は、大きくゆらいだ。さてさて、自身の生活、どこからどう変えていったらいいものか?
わたしのような呑気者も、ようやくことの重大さに思いをめぐらしているところである。
さてさて、つぎの二枚は、わたしの手に乗って「ハトの餌」を啄むハトのジョナサン。
むろんこれも、石油と原子力の海の上に浮かぶ小舟の中の一情景。