二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

中古・ニコンF3がやってきた

2014年09月02日 | Blog & Photo
カメラのキタムラに注文してあったF3のボディが、昨日やってきた。
わたしにとっては35ミリフィルムカメラのメイン機種。
なぜこれが“メイン”かというと、
・外観デザイン
・ピントの合わせやすさ
・シャッター音(ダンパーがよく効いていて、残響がほとんどない)
・巻き上げがとてもスムースで気分がいい♪
・ボディの剛性感

同じニコンでも、普及機NewFM2と比較すると、さすが往年のフラッグシップである。
なにしろF4が発売されたあとはもちろん、F5が登場したにもかかわらず、約4年間西暦2000年まで製造されていたのだ。


ところでこの個体、気になる点があるので、いくつかメモしてみよう。

1. ボディナンバー 1965675(いままでのボディは191万番台)
エングレーブ(刻印)に刷り込んだ白ペンキ剥がれ
2.フィンダーにちいさな“アタリ”あり
3.小傷多く、使用感強い
4.ファインダースクリーンが、斜めスプリットマットなので、ピント合わせがやりにくい



その他はグリップ部の貼革にでこぼこがあるが、気になるほどでもない。
買うとき確認したけれど、キタムラの場合初期不良は保証してくれる。
期間的には1週間くらい・・・だそうである。

なんだかんだいいながら、キタムラ中古を買うのははじめて。
さっそく試写して、AEの精度などを調べてみよう。
気になるお値段は2*,800円。

ニコンF3は、20年に渡って製造されたロングセラーモデル。ということは、初期型なのか、中期なのか、後期なのかが知りたくなる。
ニコンF3には、シリアルナンバーとは別に、黒インクで押印された「ロットスタンプ」なるものが、裏蓋の蝶番の陰にある。普段はヒンジに隠れているが、これをはずすとその記号番号を読み取ることができる。

O5VR



これがわたしのところへやってきたボディのロットスタンプ。
シリアルナンバーと合わせて考えると1995年10月に製造されたものと推測できることになる(*・ ・*)

1桁目:製造月(1-9・O(10月)・N(11月)・D(12月))
2桁目:製造年(西暦の末尾1桁)
3桁目:ボディタイプ識別記号(V:通常ボディと初期のチタン、T:チタン、O:P/Limited)
4桁目:仕様識別記号(設計変更の都度、アルファベットor数字の昇順で変わる)

・・・というわけで、後期モデルだということがわかる。
だからどうなの?
そう反問されると困るけど、まあ、ニコンマニアはこんなことがやたら気になる人が多いのだ(・"・。)


てなことを書いていないで、さっさと試写して、光漏れ、AE精度をチェックしなければ。
モルトはまったく傷んでいないし、空シャッターを切った印象ではシャッタースピードも問題なさそう。
ただし、この時代のカメラ、1/2000秒はまず、あたてにならない~~ヽトホホ




*には2が入ります。
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