二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

中曽根康弘「自省録 ―歴史法廷の被告として」(新潮文庫2017年刊)

2019年11月30日 | シャッフル/books
福田、中曽根といえば、保守王国群馬では広く知られた二大派閥。現在では息子世代に引き継がれている。
あまり可愛げがなく、得票率では終始福田派にはかなわなかったし、わたしも好きにはなれなかった。

しかし、鬱然たる存在感は、吉田茂、佐藤栄作、田中角栄に匹敵する政治家であったろう。101歳! 
わたし的には国鉄を解体し、JRを作り出した豪腕ぶりが一番印象に残っている。つぎにレーガン大統領との政治的親密ぶり。

東大出の元海軍主計大尉であったから、ずば抜けた秀才だったのだ。
歴史的評価はこれから本格的になされるだろう。

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