
写真は光と影をコントロールする技術だとよくいわれる。
その通りだと、わたしもおもう。
ところが撮影現場におもむいてみると、「光と影をコントロールする」のが、そんなに簡単ではないことがわかってくる。
モノクロームならば、光と影のコントロールに、作品的な生命がかかっていたりする。
ところが、カラーは、ことば通り、そこに色の要素がくわわる。
トップにあげた一枚は、仕事にいく途中で見かけたドライブインの壁。
真っ向から強烈な西日をあびた壁やサッシが、ギンギンに輝いている。
「わ、わ! すんげぇ」とおもって、三毛ネコさんは、瞬時クルマを止めた。

こちらは、看板屋さんの作業場の屋根。
めいっぱい目立っている。自宅の近所にこんな屋根があるのは、この日、はじめて気がついた。わたしから見たら、それは、フォトジェニックなオブジェということになる(^-^)
順光線ではなく、むろん透過光狙いで、トイフォトにし、インパクトを強めた。
こういった色彩が氾濫するかのような写真の反対側に、地味なシルエット写真がある。

この一枚は、信号待ち、クルマド写真。シルエットになっているのは、10年ほどまえに、一度立ち寄ったことがあるおソバ屋さんのご主人である。

そしてこれ。前橋南インターチェンジ付近を撮影のためドライブしていたときの拾い物。
これまた、シルエット写真に分類してもいいだろう。
寒いし、・・・温かいクルマの中から撮れるなら撮ってしまえ、というやや安易な撮影法だけれど、シーンには動きがあっておもしろい(^^;)
光と影のコントロール術。
どこへでもお供するRICOH CX6とともに、わたしの写真術が、少しずつ研かれていく・・・のかな(笑)。