先日来の厳しい冷え込みによって、思いがけない影響が出ている。
アパートの入居者から、水道の水が出ない・・・という苦情が複数寄せられ、対応をせまられたからである。
しかし、不動産屋は水道のプロではない。
地元の水道業者(各自治体に“指定業者”なるものが存在)に連絡をとり、「水が出るようにしてもらえないか」と相談する程度のことしかできない。
「それは凍結ですね。凍結はどうにもなりません。解けるのを待つだけです」
「しかし、もう2日も水が出ず、生活に支障をきたしているんです。台所は使えないし、浴室もトイレもだめなので、入居者がなんとかしろと、クレームをつけてきているんです。いい解決法はないですか?」
「配管の経路がありますからね。どこで凍っているか、わからない。しかも、地中でしょう。すでに建っているアパートの床下を掘り返すのは、不可能です」
いわれてみればその通り。
そんなことをしているうちにも、入居者が泣きついてくるやら、興奮して罵倒されるやら(-_-)
水道業者ばかりでなく、家財保険に付帯した24時間365日対応してくれる緊急サポートシステムに連絡をとったが、要領をえない。
どんどん時間がたっていく。入居者はしびれを切らして実家へ宿泊。「ホテル代を出せ」なんてことにもなりかねない(^^;)
・・・といっていたら、2日目の午後になって、水が出た。やれやれ。
厳しい寒波に襲われるたびに、こんなトラブルがあってはたまらないので、いろいろ考えたすえ、冷え込みが厳しいと予想される前夜に、水道の水は出しっぱなしにしておいてくれと、伝えておくことにした。タラタラ、ポタポタでいいのである。池の水はよく凍っているが、流れている川の水は凍らない。そこから思いついたアイデア!(^^)!
群馬でも渋川から上になると、基礎や水道工事には、「凍結深度」なるものがあり、その基準を満たさないと、家が傾いたり、水が出なくなったり、管が破裂したりでたいへんなことになる。たしか、標高の高いる草津町などは、凍結深度は1mを超えている。
アパートの管理をしていると、厄介なことがつきつぎと起こってくる。
そのつど、不動産屋は「緊急出動」する。現場を確認し、貸主(オーナー)への連絡や、専門業者の手配の仕事がある。冬には冬の、夏には夏のトラブル。そのたび、わたしはクルマで地元を走り回るハメにな~る(^^;)
トップにあげた一台の個人タクシー。
傷みがはげしいけれど、これはいわばわたしの自画像。
もう一台、伊藤園のデモ・カー。こっちも塗装がハゲハゲである。
キレイな個体なら、プレミアがつくかも知れないなあ。
JRが運営するバスもなかなか地味で魅力的だし・・・などと、ストレス発散の反作用が起こって、またトミカがふえた。