(愛猫テンちゃん2016年10月1日逝去。ナンテンの赤い実を目にするたび、彼を思い出す)
さて、と・・・まず前口上から(^^♪
いよいよ今年も押しつまってきた。
年末になると「今年1年はおいらにとって、どんな年だったの?」
・・・と反省し、自作写真の“回顧展” と銘打って、出来がイイとおもえる作品を選んできた。
はじめてやったのは、2011年だから、今年は6回目。
今年は写真だけでなく、「詩」と「本」(レビュー)から2、3編ずつセレクトし、簡単な感想をしるすことにした( ´。`)
《INDEX》
ベストセレクション2016(1) ~写真で1年を振り返る(上期)6枚
ベストセレクション2016(2) ~写真で1年を振り返る(下期)6枚
ベストセレクション2016(3) ~人物スナップ・ポートレイト編6枚(友人まで公開)
ベストセレクション2016(4) ~35ミリフィルム写真編5枚
ベストセレクション2016(5) ~ブローニーフィルム編5枚
詩で一年を振り返る 2編
本で一年を振り返る 3冊
本日はその第一回。デジタルカメラで撮影した上期(1~6月)の写真の中から、ジャンルを問わずセレクトした。
01 「ローライフレックス3.5F」
よくカメラを屋外に持ち出して、肖像のつもりで撮影している。
ローケーションを変えると、カメラが少し違って見えるのがおもしろいからだ(^^♪
02 「ビンのコカ・コーラあります」
息子と一緒に足利へいったときに撮影。
足利で撮影された映画のセットが、そのまま再現されている。
03 「Untitled」
野鳥の撮影に出かけたお寺さんの庭園。
お目当てのルリビタキには、この日は出会えなかった
04 「モンキチョウの求愛」
チョウの求愛行動はよく目にする。ところが撮影となると、なかなか思うようにいかないなぁ(ノ_・。) これはうまく撮れたほうかも。
05 「橋の下」
今年も猛暑の夏が長くつづいた。
持ち主さんのお姿は見当たらなかった。いかにもアウトドアスポーツやってます、というこの雰囲気が、瞼に焼き付いた。
06 「小雨が降ってきた」
とても印象的な心に残る一瞬の光景。
向こうに下校途中の子どもたち。飼主さんのクルマと、リードでつながったワンちゃん(^-^*)/ わたしの宝物というべき一枚。これだから、スナップショットはやめられない。
今年は5年間をともに過ごした相棒、テンちゃん(雄ネコ)に先立たれた。
母屋で暮らしていたが、彼はわたしがもらってきて、わたしが餌を与えていたから「わたしの猫」であった。その遺体を裏の畑に葬るとき「3カ月は喪に服すからな」と、彼に約束した。
いまわが家には、ネズミの害に耐えかねた父がご近所からもらってきた「コタ」(コタロウ)がいる。しかし、これは父の猫。
モデルにしてときどき写真を撮っている「父の猫」という位置づけなのである´д`。
しばらくまえ、漢詩を読んでいたら、李商隠「樂遊原に登る」と巡り合い、胸をちょっと抉られた。わずかの間、美しく輝く夕陽の素晴らしさを詠んでいるが、それがそのまま、彼の老境の暗喩となっている。
わたし自身が、老境といえる年齢を迎えたせいか、その老境とどう向き合ったらいいか、試行錯誤の連続なのだ。
いま、テンちゃんの霊前に、この詩を捧げる。
向晩意不適 晩(くれ)に向(なんな)んとして意(い)適(かな)わず
驅車登古原 車(くるま)を駆(か)りて古原(こげん)を登(のぼ)る
夕陽無限好 夕陽(せきよう) 無限(むげん)に好(よ)し
只是近黄昏 只(た)だ是(こ)れ 黄昏(こうこん)に近(ちか)し
・・・・・・李商隠(読みは吉川幸次郎)
さて、と・・・まず前口上から(^^♪
いよいよ今年も押しつまってきた。
年末になると「今年1年はおいらにとって、どんな年だったの?」
・・・と反省し、自作写真の“回顧展” と銘打って、出来がイイとおもえる作品を選んできた。
はじめてやったのは、2011年だから、今年は6回目。
今年は写真だけでなく、「詩」と「本」(レビュー)から2、3編ずつセレクトし、簡単な感想をしるすことにした( ´。`)
《INDEX》
ベストセレクション2016(1) ~写真で1年を振り返る(上期)6枚
ベストセレクション2016(2) ~写真で1年を振り返る(下期)6枚
ベストセレクション2016(3) ~人物スナップ・ポートレイト編6枚(友人まで公開)
ベストセレクション2016(4) ~35ミリフィルム写真編5枚
ベストセレクション2016(5) ~ブローニーフィルム編5枚
詩で一年を振り返る 2編
本で一年を振り返る 3冊
本日はその第一回。デジタルカメラで撮影した上期(1~6月)の写真の中から、ジャンルを問わずセレクトした。
01 「ローライフレックス3.5F」
よくカメラを屋外に持ち出して、肖像のつもりで撮影している。
ローケーションを変えると、カメラが少し違って見えるのがおもしろいからだ(^^♪
02 「ビンのコカ・コーラあります」
息子と一緒に足利へいったときに撮影。
足利で撮影された映画のセットが、そのまま再現されている。
03 「Untitled」
野鳥の撮影に出かけたお寺さんの庭園。
お目当てのルリビタキには、この日は出会えなかった
04 「モンキチョウの求愛」
チョウの求愛行動はよく目にする。ところが撮影となると、なかなか思うようにいかないなぁ(ノ_・。) これはうまく撮れたほうかも。
05 「橋の下」
今年も猛暑の夏が長くつづいた。
持ち主さんのお姿は見当たらなかった。いかにもアウトドアスポーツやってます、というこの雰囲気が、瞼に焼き付いた。
06 「小雨が降ってきた」
とても印象的な心に残る一瞬の光景。
向こうに下校途中の子どもたち。飼主さんのクルマと、リードでつながったワンちゃん(^-^*)/ わたしの宝物というべき一枚。これだから、スナップショットはやめられない。
今年は5年間をともに過ごした相棒、テンちゃん(雄ネコ)に先立たれた。
母屋で暮らしていたが、彼はわたしがもらってきて、わたしが餌を与えていたから「わたしの猫」であった。その遺体を裏の畑に葬るとき「3カ月は喪に服すからな」と、彼に約束した。
いまわが家には、ネズミの害に耐えかねた父がご近所からもらってきた「コタ」(コタロウ)がいる。しかし、これは父の猫。
モデルにしてときどき写真を撮っている「父の猫」という位置づけなのである´д`。
しばらくまえ、漢詩を読んでいたら、李商隠「樂遊原に登る」と巡り合い、胸をちょっと抉られた。わずかの間、美しく輝く夕陽の素晴らしさを詠んでいるが、それがそのまま、彼の老境の暗喩となっている。
わたし自身が、老境といえる年齢を迎えたせいか、その老境とどう向き合ったらいいか、試行錯誤の連続なのだ。
いま、テンちゃんの霊前に、この詩を捧げる。
向晩意不適 晩(くれ)に向(なんな)んとして意(い)適(かな)わず
驅車登古原 車(くるま)を駆(か)りて古原(こげん)を登(のぼ)る
夕陽無限好 夕陽(せきよう) 無限(むげん)に好(よ)し
只是近黄昏 只(た)だ是(こ)れ 黄昏(こうこん)に近(ちか)し
・・・・・・李商隠(読みは吉川幸次郎)