二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

「深夜プラス1」(ギャビン・ライアル)にハマったころ

2018年08月25日 | シャッフル/books
ハヤカワ文庫から「新・冒険スパイ小説ハンドブック」が刊行されているのを知らなかった。
旧版の方は愛読したけど、その後しばらく関心がうすれていたのだ。
「ジャッカルの日」「針の眼」「鷲は舞い降りた」そしてこの「深夜プラス1」は二度読みしている。

友人に誘われ、新宿ゴールデン街にある酒場「深夜プラス1」まで出かけていったが、生憎内藤陳さんはいらっしゃらなかった(^^;) 

内藤さんが冒険小説界のカリスマだった時代で「読まずに死ねるか!」がおもしろかった。
古書店に立ち寄ったら、活字が少し大きくなった新装版があったので、本書を買って帰った。

原作もむろんいいが、菊池光さんの名訳に痺れたのだ。
菊池さんといえば、ディック・フランシスの競馬シリーズでも有名。「興奮」「大穴」「利き腕」など初期のものを愛読した。

内藤さん、菊池さんお二人ともすでに故人。
時の流れがあまりに速いことに、ときおり茫然とする。

あの当時愛読したものを何冊か読み返そう(^^♪

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