フィルムカメラを手にして散歩をする。それが読書とならび、最大の愉しみ、生き甲斐となっている♪
だけど一抹の不安がつきまとい、必ずデジカメ(大抵はオリンパスOM-D5)を同時に首からさげていく。
両方で同じ被写体を撮ったんじゃ意味半減・・・と思いつつ、つい(^^;)
手入れが滞り、家も庭も荒れ放題だな。
だけど、柿は秋を忘れない。もがれた形跡のない柿が、よく庭の片隅で鈴生りになっているのを見か . . . 本文を読む
昨日の作業の疲れが残っていて、今日は寝坊をしてしまった。
真夜中、眼を覚まし、詩を書いていた睡眠時間のズレもあるかな(=_=)
これはわたしのセルフポートレイト・・・のつもり♪
頭の中は年中取り散らかっていて、つじつまが合わない生活をしている。
ポスターは互いに何の関連性もない、わたしのみる夢のように。
機材はこれもニコンNewFM2&Aiニッコール35ミリF2。フィルムカメラの最終ステー . . . 本文を読む
つぎは百年後
百年後に ここでお会いしましょう。
友人のMさんは そういって別れの挨拶をした。
まばたき一つが十年。
十回で百年。
友人はたちまち白いあごひげをたくわえた老爺となり
アカザの杖を突きながら
人のよさそうな 山羊の笑みを浮かべた。
百年も二百年もたいした差はない。
さっきまで
利根川べりにいつもの夕景が拡がっていて
白いはぐれ雲がぷかり ぷかりと浮かんで
女たちはトイレをさがし
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今日は溜まっていたフィルムをまとめてスキャンした。
現像だけしてもらって、フィルムスキャナで取り込み、フォトショップで仕上げるのがわたしの流儀(^^♪
トップの画像は、ご近所にある「修理屋さん」。
といっても、クルマや家の修理ではなく、装飾品(金、プラチナ、シルバー)の修理。
コニカーヘキサーに、フジのベルビア50で撮影している。
これも同じポジ。
撮影地は水沢観音、水子地蔵尊。
おもいっ . . . 本文を読む
35ミリカラーネガ、35ミリポジ、120ブローニーカラーネガ、併せて4本スキャンUPした。
つづけて日記=blogを書こうと思っていたけど、それどころじゃにゃ~いノ´Д`゚
いささかくたびれた。すべての写真をレタッチしたので、予想以上に時間がかかった。
パソコンの前で、体がフリーズしてしまいそう・・・。
パソコンが、じゃなくて、さ。
<撮影データ>
35ミリカラーネガ(フジSUPERIA . . . 本文を読む
昨夜正岡子規の「小園の記」を読み返していたら、つぎのような一節が眼に止まった。
《折ふし、黄なる蝶の飛び来りて垣根に花をあさるを見ては、そぞろ我が魂の自ら動き出でて共に花を尋ね香を探り、物の芽にとまりて、しばし羽を休むるかと思へば、低き杉垣を越えて隣りの庭をうちめぐり、再び舞ひもどりて松の梢にひらひら、水鉢の上にひらひら、一吹き風に吹きつれて高く吹かれながら、向ふの屋根に隠れたる時、我にもあらず . . . 本文を読む
正岡子規というのは、どこか明治を駆け抜けた勤王の志士を思わせるところがある。
同時代の文学者と較べるより、高杉晋作や坂本龍馬と較べるべきかも知れない、と考えたりする。
21世紀となった現時点から眺めて、子規という存在はますます大きく、高い評価を与えてしかるべき、際立った文学者であろう。
彼は短歌と俳句、その両方を改革し、近代化した。「アララギ」も「ホトトギス」も、そしてそれにつらなる俳人、歌人は . . . 本文を読む
利根川左岸、河川敷の一角に、ヤナギの巨木がある。高さは優に10Mを超えている。
付近一帯は小公園になっている。
この巨木の下に立つと、ざわわ、ざわわと、よくしなう枝や長い葉が騒ぐ音が聞こえる。空の高みから音響のシャワーが降りそそぐみたいに・・・。
たいした風でもないのに、上空では激しい風が吹いているのだろう♪
巨木の下にいくと、大抵の人はある崇高の念に打たれる。このあたりのシンボルツリーといえば . . . 本文を読む
近隣にある赤い木の「八幡橋」と、50ミリF1.7付ペンタックスMV-1。
「カメラの肖像」というのは、形を変えたポートレイトなんだな、わたしの場合(^^)/
ニコンNewFM2に装填した36枚を撮り終えたので、いよいよMV-1始動!
モルトに傷みがあるため、光漏れがないか、シャッターは正常に作動しているか? やや不安がある。
ニコンF3やキヤノンF-1はもちろん、FM2に比べても小型軽量、ど . . . 本文を読む
正岡子規のわたしなりの小論を書いてみようとくわだててから、やや悪戦苦闘している。
岩波新書坪内稔典さんの「正岡子規」は、文句なしにおもしろい♪
終わりの数章を読み返してみたが、現代の視点から読み解いた子規入門書の白眉である。
山本健吉さんの全集に収録された論攷にも、教えられるところ大であった。
しかし、そういった評価を追認するだけでは、あまりに芸がない。
ほかにドナルド・キーンさんの「正岡子規 . . . 本文を読む