二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

正岡子規を読もう

2016年11月16日 | 俳句・短歌・詩集
正岡子規のわたしなりの小論を書いてみようとくわだててから、やや悪戦苦闘している。
岩波新書坪内稔典さんの「正岡子規」は、文句なしにおもしろい♪ 
終わりの数章を読み返してみたが、現代の視点から読み解いた子規入門書の白眉である。
山本健吉さんの全集に収録された論攷にも、教えられるところ大であった。
しかし、そういった評価を追認するだけでは、あまりに芸がない。

ほかにドナルド・キーンさんの「正岡子規」も手許にあるが、まだ読んでいない。

子規は35才で死んでいるが、このように自分の病と向き合い、たたかった人物をほかに知らない。その極北に「仰臥漫録」がある。
彼が死んだとき、漱石はロンドンにいた。子規に宛ててたくさんの俳句を作り日本に送った。二人の往復書簡は興味深いが、いまのわたしには、漱石の書簡しか読むことができない。
岩波文庫には子規の著作が何冊も収録されている。
続刊で、「子規~漱石往復書簡集」を編集してくれないものだろうか(^^)/


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