二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

「ヨーロッパ繁栄の19世紀 ──消費社会・植民地・グローバリゼーション」玉木俊明(ちくま新書 2018年刊)レビュー

2019年02月10日 | 歴史・民俗・人類学
19世紀というのは、わたしには最高におもしろい、エキサィテイングな世紀である。 20世紀の前の100年間。 文学も歴史も、この時代こそ、大輪の花を咲かせた。 とはいえ、19世紀を徹底して知るためには、18世紀も大事な世紀だし、オランダが世界の覇権国家であった17世紀だって比類のないおもしろさ、意外さを読者に開示する。 16世紀にさまざまな萌芽はあるものの、ヨーロッパにおける真の近代は17世紀から . . . 本文を読む
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崩壊寸前

2019年02月08日 | シャッフル/photos
うひゃ~、これはひどいことになってる(@_@)  崩壊寸前の納屋。 解体撤去に、200万くらいかかるだろう。 傷みのひどい建物をときどき見かけるけど、これほどひどいのは・・・。 画面外の左にも傷んだ建物があり、人が住んでいる。 自転車はその人の乗り物だろう。 持ち主に何があったのか!? . . . 本文を読む
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玄関脇のニホンスイセン

2019年02月07日 | シャッフル/photos
正月ころから、わが家の玄関脇で次からつぎと咲くスイセン。 さっき調べたらこれがニホンスイセン♪  近ごろスイセンも多種多様になって、何だか混乱してしまう。 庭にあるほかの種類はまだ発芽したばかりだというのに、このスイセンは寒さに強いのだなあ。 健気(^_-) . . . 本文を読む
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「世界史序説 ──アジア史から一望する」岡本隆司(ちくま新書 2018年刊)レビュー

2019年02月06日 | 歴史・民俗・人類学
2018年に刊行されたばかりなので、世界史の最新の研究成果が盛り込まれているとかんがえて購入。 著者岡本隆司さんは1965年生まれ、京都府立大学の教授である。わたしより一回りも若いから、その点でも「最新の研究成果」による叙述を期待しないわけにはいかない。 しかし、結論をさきにいえば、評価は高くない。 発想にひらめきを感ずるところがあり、おもしろくないわけではないのだが、思考の枠のオリジナリティー . . . 本文を読む
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偶然の女神

2019年02月04日 | シャッフル/photos
渋滞中、運転席から。 郵便屋さん撮りたかったんだよね。そこへ軽が、かなりのスピードで突っ込んできた! 失敗したかと思ったけど、偶然の女神が微笑んだかしら?  連写したわけじゃないのにね(^^)/~~~ . . . 本文を読む
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えっ、なんで・・・

2019年02月02日 | シャッフル/photos
えっ! なんでこんなふうに写ったの(*゚。゚)  カメラまかせのiーモードだけど。いつ撮ったかもよく覚えておらん・・・。 まるで春か夏の写真じゃなあ。 . . . 本文を読む
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「コンビニ人間」村田沙耶香(文藝春秋 2017年刊)がおもしろい!

2019年02月01日 | 小説(国内)
おや、これはおもしろそうだぞ! フィクション離れしていたわたしが、本屋の棚でふと眼を止めた小説。 ハードカバーの帯に「芥川賞受賞 50万部突破」の文字が麗々しく躍っている。 最初2~3ページ立ち読みし、その場では買わなかったが、いずれ読もうと脳内BOOK LISTに記憶した。 しばらくして文庫版が出ると、ハードカバーの値落ちがはじまり、あれよあれよというまに半額になったり、200円になったり。 . . . 本文を読む
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