家族の滅亡をこの目で見届けたという気がする。
わたしが生まれたとき、7人の家族がいたのだ。
私小説とはいえ、川崎長太郎と西村賢太では大きな隔たりがある。
「いつか読む日がやってくるだろう」と思って、川崎長太郎は5冊、講談社文芸文庫で買って手が届く範囲に置いてある。
私小説とはいえほぼ“作文”。
だから見方を変えるとドキュメンタリーになる。
抹香町は当時の赤線地帯として、いまもそのおもかげを探訪 . . . 本文を読む
この花、今年は庭の西側にたくさん咲いている。
例年になく個体数が多いので、金魚に餌をやるとき、多少は気にならないこともない^ωヽ*
わたしは雑草の仲間かと思っていたけど、お知り合いが「赤色夕化粧」だと教えて下さった。
以前どなたかに教わった気が・・・。
忘れっぽくなったのは黄色の点滅信号だな。 . . . 本文を読む
■織田作之助「放浪・雪の夜 織田作之助傑作集」(新潮文庫 令和6年刊)
西村賢太の本を物色するため戸田書店をうろついていたら、こんなのが目についた。
「おや、新潮文庫の新刊だな?」
そうかんがえながら手にしてみると、新たに編集されたおださく(織田作之助)だった。
織田作之助については、以前短く書いたことがある。
■二草庵摘録:2019年3月
https://blog.goo.ne.jp/n . . . 本文を読む
こんな本があったのは知らなかった。
吉行淳之介「懐かしい人たち」(ちくま文庫 2007年刊)。
吉行さんは安岡章太郎ほどではないけど、いずれまとめ読みしようと、見かけるとぽつぽつ“最新刊”のものを買っている。これもその一つ。
中でも「川崎長太郎さんのこと」はすばらしい出来映え。なかなか腰をわらない、達人芸のエッセイといっていいだろう。
川崎長太郎と吉行淳之介は関りがないと思っていた。
そこで話題 . . . 本文を読む
麦が色づいてきた。
麦秋というやつで、5月末~6月はじめには刈入れが行われる。
子どものころ1年中で一番いやな仕事だった。ノゲ(麦の穂)が背中に入ってしまうと、痛痒いし、なかなか取れないから始末が悪い(ノω`*)
後ろは関越自動車道。
若いご夫婦の散歩かしらね♬ . . . 本文を読む
令和4年2月、私小説作家の西村賢太が急死した。54歳没。
ご自分が書いてきた小説のごとく、遺体の引き取り手がだれもいなかった( -ω-)
愛読したというほどではないけど、わたしも多少は彼に馴染んでいた。
襟を正しその作品のいくつかをもう一度読み返してみようかな・・・と思って、作品の一部を買い直ししている。
探したが見つからないものがある。
藤澤清造の墓の隣に生前建てた、西光寺の自らの墓に納骨 . . . 本文を読む
つくづく田舎だなあと思いますなあ(´Д`)
何かくるのかといえば、エンジン音を響かせ、小型テーラーが信号を渡ってくる。
ふ~ん。
そうか・・・まあ、農業県で知られた群馬ですからねぇ。大都市には程遠い。
顎にぶら下げているのは何ですか?
手拭なのか、マスクなのか紛らわしいですね、お父さん。 . . . 本文を読む