縄文人(見習い)の糸魚川発!

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けんか祭りで、使った草鞋は縁起物

2014年04月29日 21時08分30秒 | 糸魚川自慢
けんか祭りで履いた草鞋を、ぬなかわヒスイ工房の軒先に吊している。


祭りで使った草鞋はゴミ扱いできず、来年の祭りまで軒先に吊しているのだけど、昔から縁起物として同じことをする習慣があったという事を最近知った。

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神様と共に天津神社の土を踏みしめ、境内を暴れまわった泥だらけの草鞋である。

誰に教えられるともなく、特別な力が宿っていると自然に想えるのだ。
あの祭りに出た男ならば、粗末には扱えない気持ちになるのは昔も今も変わらないようだ。


軒先に吊されたボロボロの草鞋を見るたびに祭りに想い馳せ、仲間達を想う。
これすなわち郷土愛というもの。


来年の祭りが終わったら、今年使った草鞋は家庭菜園で土に環すのだ。

来年まで達者でおらんといけん。