台湾の勾玉好きの女性が工房をみたいと訪ねてきた。
彼女がオークションで買ったコレクションの丁子頭勾玉は、古墳前期の本物っぽく、参考写真を撮らせてもらう。
彼女が意匠した丸玉はネフライトとミャンマーヒスイのようだ。
丁子頭勾玉の刻みをじっくり観察する絶好の機会!近畿でつくられた勾玉ではないだろうか?
アニメで覚えたという日本語は今時の若者の話し言葉風だが、単語のボキャブラリーがないのでスマホ翻訳で補って会話。
中国語のパソコンやスマホのキーボードをみせてもらうと、これが漢字?と首を傾げてしまう。漢字を省略した簡体字や本字の繁体字の辺や冠なので、文字どおりの珍紛漢紛(ちんぷんかんぷん)。彼女は文革をうけていない台湾人なので、昔ながらの繁体字ですな。
開高健のベトナム小説やエッセイに中国人と筆談する場面がよくでてくるので、はじめて中国に行った時は筆談ができるではないかと楽観していたが、いざやってみると簡体字が読めないのと、自分が漢字は読めても書けない男だということに気付いて愕然としたことがある(笑)
女性はヒスイ峡に行きたいと言っていたが、五月連休までは積雪で閉鎖されているので、小滝川の前でヒスイ販売をしている仕事仲間に連絡したら、小滝駅まで迎えにいって面倒をみてくるとのありがたい申し出。
女性を糸魚川駅まで送ってヒスイ探訪旅の水先案内役をバトンタッチした。
インバウンドの成否はシステムにあらず、マンパワーが肝要ですな。仕事仲間には世話好きが多いから助かる。
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