滅多にお目にかかれない輪島漆器の盃が手元に2種類あり、酒好きに飲み比べてほしいものだ。
左は珠洲市の畠田家の盃でぽってりと厚みがあってかわいらしく、とろりとした甘口の純米酒が合いそうな印象。右が輪島市のK家の金縁が施された盃で、端麗辛口の吟醸酒が合いそうなシャープな印象。
縁の丸め方も厚みもかなり違って、K家の盃は極限まで薄く轆轤挽きされていて、羽根のように軽い。
高台底に書かれた家印は貸し借りをした時に返却してもらうためだが、大正時代に材木商を営んでいたK家の漆器には家印が書かれておらず、おそらく別格の高級品だったので貸すことはなかったのだろう。
酒が飲めなかった永六輔さんが、なるべく薄い器に冷酒を満たして湖面にみたて、湖面を渡る風ごと腹におさめるように飲むと美味いと教わり、やってみたら確かに美味かったと随筆に書いている。嘘か本当か確かめようではないか!
酒器の素材や形で味わいもかわってくるので、大人も夏休みの自由研究にいかが?軽くて嵩張らないから外国へのお土産に最適ですぞ。
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