縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

網戸をあけて脱走するネコとの抗争に終止符?・・・ネコの脱走防止DIY

2024年08月03日 07時46分53秒 | こんなモノ作った!
網戸をあけて脱走するネコの防止策の決定版を開発!これで万全と安心しても、数日で打開策をこうじては脱走する拙宅のネコとイタチごっこを繰り返してきた(ネコなのに!)
サッシの閉まり具合によって3種類を独自開発。玄関は竹でつっかえ棒。
胴縁に波板トタンをビス止めして手前のサッシ枠にはめてあるだけ。開閉するのは奥のサッシだから置いたままでいい。
手前のサッシが開閉する場合はポリカ板の端材を隙間にいれてサッシの縁で動かない工夫。
 
網戸の通風を阻害せず、外さずにそのまま開閉できるアイデア。ここ数日、ネコがアオ~ンとヘンな鳴き声で脱走できない!と訴えていて、「勝った!」としてやったりw
 
我が家は風通しがいい立地なので、窓をあけてエアーサーキュレーターと扇風機だけでも涼しいから、現在は西日の遮熱を工夫している訳だ。エアコンはお袋の寝室だけ設置してあるが、滅多につかわないようだ。
 
しかし日中最高気温が40℃に迫る昨今の状況からすると、西側のダイニングキッチンにエアコン導入を検討することになりそうですな。
 
 
 

損壊を免れた奇跡の銭湯「湊湯」・・・能登半島地震

2024年08月02日 07時59分18秒 | 災害(輪島漆器義援金プロジェクト・ボランティア・サバイバル)
能登町宇出津に、大きな損傷を免れた古い銭湯「湊湯」が営業している。
「ふくべ鍛冶」さんから徒歩5分ほど。
涼しげな暖簾にキュンとしたw
レトロなシーリングファンにキュンとした💛東京の銭湯で修行中に関東大震災に遭遇し、帰郷した先代が戦後間もないころに地震に強い銭湯をつくっていたのだ。
詳細は読売新聞にて・・・こじんまりした銭湯でも二階まで貫く通し柱を8本もつかい、構造材は全てアスナロで、周辺の地盤がよかったこともあるのだろうが、「絶対に壊れない丈夫な銭湯にしたい」という今は亡き先代の願いは叶った。
2月に損傷をうけたボイラーを修理して無料で市民に開放。5月時点でもタイルが剥がれたりもして万全ではないと、市民は無料で市外の人でも300円で入浴できていた。
飼い猫が我が物顔で歩き回っていて、みんなに撫でてもらっていた。黒いズボンは主人の奥様で、次回いったらビール券を差し上げる。
おおらかな空気感にキュン( ´艸`)
 
ボランティアもボランティアでない人も能登町に行ったら入浴を!
 
 

輪島漆器の深淵が怖くなる・・・名古屋で展示販売会開催

2024年08月01日 07時09分27秒 | 災害(輪島漆器義援金プロジェクト・ボランティア・サバイバル)
勾玉の注文にきた名古屋の女性が、輪島漆器の展示販売を申し出てくれた。
工房でみた勾玉カンザシも「かわいい」から売りたいと言われて、漆器ともども発送完了。展示販売会で初めてヒスイ加工品も売ってもらえる訳で、実物が多くの人の目にふれる機会となるので非常にうれしい。
 
名古屋は金持ちが多いと聞くw
だから漆器も滅多にでない高級品をおくった。同じ朱色でも高級品は彩度を抑えた朱漆。
 
木箱からして蓋の把手を黒柿(くろかき)という銘木を扇形にした凝った意匠。
一般の「家具膳」よりシックな色合いで、椀類も通常の漆器よりかなり薄い造りをしている。50年ほど前の輪島を特集したNHK番組が再放送され、塗師の年季明けの祝いで黒い漆器膳がつかわれる場面があり、もしかしたら黒い漆器膳は冠婚葬祭以外の仕事絡みのめでたい席で使われたのかも知れない。
 
こういった高級品は旦那さんと呼ばれていたような大きな商家からしか出ず、シックで軽量だから年配の方には人気がある。
吸物わんだろうか、蒔絵の図案は外側は竹の葉が見事に描かれていた。葉のうえの銀色の粒は朝露か?
 
蓋をあけたら内側に松葉と梅が描かれていて、全体で松竹梅を意匠しているらしい。
 
この椀だけは漆黒ではなく、「溜塗り」という技法だろうか、赤味が透けてみえるような透け感のある黒に塗られていて、こういった情報も販売先には伝える。
 
ボランティアで輪島漆器に関わるようになり、伝統工芸の深淵を垣間見て怖さを感じる時がある。
 
ゴミとして捨てるなら売って金にしないともったいないとモノ売りで終わっては唯物論に過ぎる。最も大事な内実が見落とされているのでは?
 
忘れ去られた輪島漆器をつかった「能登のおもてなし文化」を、復活は叶わなくとも思い出してほしいのだ。「おもてなし」に贅を凝らしたご先祖のモノガタリ、それに応えた漆器職人のモノガタリ。
 
それらモノガタリが文化や歴史の内実というもの。