「御陣乗太鼓」で有名な名舟地区の仮設団地を訪れた
上杉謙信公のおひざ元からやってきたボランティアです!先祖は家臣でした!と自己紹介すると名舟の人は苦笑いする
区長さんを探して話していたら移動販売車が巡回してきた。
仮設団地は胸をつく急坂の上にあるし、付近の商店は軒並み全壊して閉店しているから、車を運転しない人にとって文字通りのライフラインで、手押し車にすがったお婆ちゃんたちがノロノロと集まってきた。ちなみに買い物ができる輪島市街地まで車で30分弱の距離。
財務省は過疎地の復興に巨額予算はかかられないので集団移転をしろという。現場をみたのか?被災者に会って窮状を聞いた上でいっているのか?
発災時そのままの奥津姫神社。仮設に全壊した寺院のご住職もいらして、今後の見通しがまったく立たないと力なく笑っていた。
戦地の実情もしらない大本営が、理不尽で非合理的な作戦を立案しては多くの将兵が犠牲になっていった史実と重なってみえる。