ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ロトイティ行:オケレ滝

2014-07-17 | 旅行
やっとロトイティ旅行記のつづきです。


ずっと曇り空だったものの、雨に降られることもなく、
せっかくトランピングシューズも持ってきたし、
「どこか歩きに行こう
と、相変わらず行き当たりばったりな私たち。


部屋にあったダイレクトリーに

近くの手頃なコースの丁寧な説明があったので
簡単な2コースをチョイス



やって来ました

オケレ滝



車椅子でも通れそうなほど整備された遊歩道がある

まさにお散歩コース


片道1kmぐらいをクネクネ、ユルユルと

カイツナ川に沿って歩きます。
(※普通の靴で全然OKです)


カイツナ川はその水量が注目され



20世紀初頭には水力発電所が建設されたんですと

1900年に撮影された建設労働者の写真
電気がないから当然、手掘り


そしてできた

水力発電所(の跡


実際に使われていた

タービン


雑木林を切り開いてこれを河畔までおろしたそうです。



現役だった頃のタービン(右側)

50キロワットの出力があったそうです
これって、けっこうな量じゃないですか?


おかげでロトルアはNZで4番目に電気の通った街になったそう。
これを知ってホークスベイ出身の70代のボランティア仲間が、
「母がお嫁に来たときに掃除機を持ってきたのに、その頃はまだ
ホークスベイには電気がなくて使えなかった。」
と言っていたのを思い出しました。


と言っても、彼女の出身は街中ではなく中心部から外れた
農場の中だったので、遅かったのはそのせいかもしれませんが。


「でもね、掘っ立て小屋みたいなロトイティのバッチ(別荘)には
昔から電気があったのよー
と言っていたのも、ここでの発電があったからなんでしょうね!
(※彼女こそ、今回のロトイティ推しだった友人なんです)


さらにテクテク

ベビーカーどころかちょっとした作業車も通れる道幅
これも発電施設があったからだそうです。


それにしてもすごい水量

ロトルア湖やロトイティ湖の水がガンガン流れてきます。


商業目的でラフティングをしている場所では

一番高低差がある場所なんだそうです。


途中にはこんなビューポイントもあります。

「運が良ければラフティングをしている人が見られます」
とホテルのダイレクトリーに書いてありましたが、
運がなく見られませんでした。


下流でこんなグループにも遭遇して

下っているところを見たかったなー


そして着いた

ヒネモア階段と洞窟


この階段は岩を削ったもので

1905年建設
これも発電施設に関連したもの。


どれぐらい狭いかというと

人1人ぎりぎり通れるぐらい。
(※モデル:夫


すぐに観光地として有名になり

たくさんの人が訪れるようになったそう。


最盛期にはここにカメラマンが1人住み着いていたそうです

確かに洞窟があるんですがー
ケーブマンか?


洞窟は辺りを支配していたマオリ部族の秘密の場所だったそうで

戦闘のときに女や子どもがここに避難していたのでは?
とも言われているそうです。


目の前はこんなだし

確かに安全な場所だったのかも


周囲の岩にある穴は

ウナギの恰好の住みかだそう
(※ウナギって穴に住むのぉ←ウナギIQもゼロ


そもそもカイツナ川の名前からして
カイ(食べ物)+ツナ(ウナギ)なので
マオリにとってはまさに食物宝庫だったんでしょうね。




手すりにこんなものが・・・・
後から縫い付けて綴じるのは大変そうなので
手すりを造ったときに誰かが洒落で付けたのか?


川に沿ってさらに下っていくと



流れが速かったり



ゆっくりだったり

ここはトラウト・プールよ呼ばれ
名前のとおりマス釣りの場所のよう。


そして感動した川の中の岩に立つ木

地面と言えるようなものは見当たらず、急流の中の岩の上ですよ!
ス、スゴい


トラウト・プールで遊歩道が終わるので、来た道を戻り

「ママクがこんな曲がってるぅ


ママクは普通、真っ直ぐ伸びる木生シダ



なーんていい調子で写真を撮り撮り戻って来たのですが、
すでにこの時点で



悲劇は起こっていました


(つづく)

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