NZの2024年第1四半期の国内
総生産(GDP)は前期比0.2%増
となり、久々のプラス成長
NZ経済は2023年第3、4四半
期ともマイナス成長だったの
で、「2四半期連続のマイナス
成長はリセッション」という
定義上、不況に陥っていたは
ずですが、これで脱したの
プラスはプラスでもこの高金
利。年内の利下げ観測は遠の
くばかりで失業率や企業倒産
も悪化が見込まれ、当面の経
済状況は厳しさを増しそう。
さらに問題なのが1人当たり
GDPの悪化。GDPを人口で
ざっくり割り、人々の平均的
な豊かさを表す指標ですが、
これが移民の増加で6四半期
連続マイナス成長。第1四半
期はマイナス0.3%でした。
国全体では若干のプラス成長
でも家計ではマイナスが続く
という状況。しかしマイナス
幅が縮小してきており、状況
は改善していると信じたい。
というのも、オークランド中
心部の住宅市況が底堅く推移
していて、「これ以上の悪化
はない」と皮膚感覚で感じら
れるようになってきました。
この国は家さえ売れていれば
なんかなる国で、地域較差
や業界較差はあっても、住宅
市況はかなり正確な指標かと
利下げという夜明けは近くて
も、夜明け前が一番暗いのも
また然り。これから年末まで
が踏ん張りどころなのかな
我が家もローンがたんまりあ
るので夜明けを待ちわびつつ
その時に備えてがんばろう
今回のハワイでアメリカの景
気の良さの片鱗を目にしてき
ました。人手不足も深刻そう
であちこちに求人の張り紙も
そんなアメリカ経済も減速が
鮮明になってきて、本当に利
下げが視野に入ってきたか