ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

NZの中華勢

2023-06-21 | 移住生活

最近、中華系の店や中華系を
上得意にしている飲食店で、



「アレっ
と思うほど客が少ないことが
たびたびあり、それにも早慣
れてきて、かつてのランチか
ら満席という時代が懐かしい



思えば2004年に移住して来て
以来、NZ国内の中華系勢力に
こんなに勢いが感じられない
ことは初めてかもしれない


中国の経済成長率が長期的な
低下傾向にあり、コロナでの
高下を経ても長期傾向を覆す
ことは容易ではなさそうな中

(※中国の経済成長率の推移
TRADINGECONOMICS.COM)


NZでは金利上昇で住宅ロー
ン金利も急上昇。3度の飯よ
り不動産投資が好きな民族性
が未曽有の利上げで大打撃

(※NZ住宅ローン金利。赤:
変動金利。紫:2年固定金利
NZ準備銀行)


2008年のリーマンショックま
での金利上昇局面は本国から
の大量資金流入で乗り切り、
その後の信用危機も中国経済
が痛まなかったことで、中華
系はむしろ優位に立ったので
は?デカップリングなどとい
う言葉も流行していました。


それが今の労働党政権が2018
年から非居住者外国人の中古
住宅の売買を禁じたことで、
本国やアジアの中華系資金の
流入が細ってきていたところ
に、コロナ、そして金利上昇


アジア暮らし歴20年の皮膚感
覚で言えば、住宅価格の上昇
に支えられた民族的な景況感
に影が差し、あぶく銭がサッ
と引いているという状況か


とはいえ、誰かが買って焦げ
付いた商業不動産を4掛けで
買うの買わないのという話も
小耳に挟み、いつの世も動け
る人は動き続けるのでしょう
が、多数派が手控えている


こんな感覚は移住以来19年間
で初めて感じる気がします。


それでも引いているのは泡の
部分。利下げが始まれば、逆
回転もあるあるの情勢か
(※中国も利下げ継続中だし)


インド勢の攻勢もあり今後ど
うなっていくのか興味津々



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 次回のために | トップ | 冬至の1日 »

移住生活」カテゴリの最新記事