ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ユーモアと孤独

2025-02-08 | 移住生活

キッチンの収納をやり直して
いるうちに出て来た不用品。


写真を撮って嫁ちゃんに「何
か要る」と聞いてみると、

エコストアの洗剤をご所望


もうアップルパイなんか焼か
ないしラム酒も不要。そもそ
もお酒として飲まないし


ジン好きの友人を思い出し、



「ねぇ、ラムも飲む?バカルデ
ィが1本あるんだけど要る?」
とメッセージを送ると・・・


「私たち夫婦をアル中だと思
ってるんでしょ?でも飲む。
じゃ明日コーヒー奢るわ」


「いや、明日じゃなくて来週
の女子会に持ってくから~」


「それまで生きてるかしら」


「🤞🤞ダメならRIP」
(※🤞=十字架で"神に祈る”
の意。RIP=安らかに眠れ)


「(葬式の)花は要らないから」


「了解。ボトル(=酒)だけね」


彼女ロージーは仲間うちでも
キレっキレのジョークで有名


ユーモアのセンスが抜群で、
同じくセンス抜群のジルとの
掛け合いになると、みんなお
腹を抱えて大笑いの巻です。


「でもね、相手によってはス
ベるから、笑いって難しい」
と突然1人が真顔で言いだし


「そうそう。姉なんかまった
くそういうセンスがないから
『なんでそんな事言うの
と怒り出したりするのよ~」


「うちの妹もそうだった。ジ
ョークは相手を選ばないと。
シラっとしちゃうと孤独よ


「それ判る~孤独なのよね」


いつも人の輪に囲まれている
ような2人の口から『孤独』と
言う言葉が飛び出して驚き


『なんでそんな事言うの
とユーモアが通じない根底に
は不信感がありそう。親しい
はずなのに「バカにされた」
「イジられた」と思い込み、
和やかな雰囲気も台無しに


その点、女子会のメンバーは
釣り堀の魚のように口をパク
パクさせつつ彼女らのジョー
クを楽しみに待っています。


そこには揺るぎない信頼があ
り、信頼は愛だと信じます。


RIPと言っても「縁起でもな
い」と目くじらを吊り上げる
訳でもなく、返事も来るし~


真のユーモアのセンスとは、
ウケた手柄を独り占めするこ
とではなく、とことん場を和
ませて笑いを共有すること


いわゆるお笑い番組が苦手だ
った理由が今になって判る



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