to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

尊敬できる母

2007年05月31日 | 日々の出来事

おばあちゃんが亡くなりました。

今朝早く、何度も電話が鳴っていましたが、

眠ると滅多に起きないo-mamaなので、

夢の中にさまよっていて、結局最初に鳴ってから、

1時間近くして、ハッと気づきました。

電話に出ると妹からで、

「おばあちゃんが、亡くなった。。。」と伝えられました。

結局、家族の誰も間に合わず、一人で旅立ってしまいました。

 

顔を見ると、とっても穏やかな表情で眠っていました。

 

大往生でした。

苦しむことも無く、逝ったと思われます。

 

o-mamaは、最後にあったのが、月曜日でした。

先週までは、話しかけると頷いたり、微笑んだりしたのですが、

月曜日には、ほとんど反応がありませんでした。

声をかけても、すぐに眠ってしまうので、

起こすのがかわいそうな気がしました。

でも、この時になんとなく今週中に、逝ってしまうのかなぁって

思いがありました。

 

火曜日に母が会いに行ったときは、

帰れないくらいギューっと力強く手を握られてしまったようです。

介護をする上で、ボケていく義理の母に暴力を振るわれても、

決して何処かに預けようとしなかった母。

母にとって、いい姑とは言えない祖母でしたが、

実の母より長い時間一緒に暮してきて、

o-mamaには理解できない思いが母にはあったのだと思います。

最後の入院中も1日も欠かさず

見舞いに行き、話しかける母の姿を見ていると、

無意味な世話をしていると母を責めたり、

理解しがたい母の気持ちに苛立ったりした、

o-mamaの心の狭さを痛切に感じました。

そんな母に、最後の力を振り絞って、握る手は

きっと「ありがとう」と言っていたのだろうと思います。

 

叔母が

若い頃から自由奔放、歯に絹着せぬ祖母の世話を、

最後までした母に

「やさしくしてくれてありがとう」と言っていた言葉を聞いて、

母のやり遂げたことは、誰もができることではない、

立派なことだと思いました。

 

「おばあちゃん、最後までやさしくしてもらってよかったね」、

眠っている穏やかな表情の祖母の顔は、

母のやさしい気持ちが現れているのでしょうね。

お別れにきてくれた方が、口々に、

そう、おばあちゃんに話しかけている姿を見ていると、

母を誇りに思い、尊敬します。

 

 おばあちゃん、今頃大好きだったおじいちゃんに逢えたかな?

また、奇想天外な人生を2人で歩けるといいね。

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