to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

越えなければならない山

2014年01月17日 | 訓練(蒼太)

今年は、蒼太くんとオビディエンス競技に参加してみようと思っています。

蒼太くんとは、ずっとCD2(家庭犬中等科)という競技のカテゴリーに挑戦してきました。

参加人数が多い中で自分がどの程度の評価を受けるのか?興味があったから。

でも去年の年末あたりから、蒼太くんの集中力の持続時間が長いというのは、もの凄い長所なんじゃないかと思うようになったんです。

CD3以上の競技は科目数も多いので、集中が持たない犬も多い。

その点、蒼太くんは持久力がある。

それを活かしてあげるべきなんじゃないかなぁ~って思うようになりました。

ただ、たくさんの新しいことを教えて、どれも中途半端な作業をさせるのも私の気持ちが許せなかった。

そこで今までのことプラス、犬の自発性や冷静な判断力を必要とする「前進」や「臭気選別」の入っているオビディエンスに挑戦してみようと思いました。

 

教え始めて1ヶ月。。。

一つの大きな問題が見えてきました。

「木片を使った臭気選別」を教えている時のことです。

蒼太くんの流木好きは以前にも書きましたが、コレ、半端ないんですーー;

 

まずは鼻を使うということを教えるために布を使って「嗅ぐ」ということを教えました。

ところが嗅ぐことをすぐに理解した蒼太くんに、何枚かの布で選別させたら正解はするものの布に対する執着がすごくて結局布を誤飲。

とりあえず嗅ぐので木片へ移行。

ところが大好きな木片なので、匂いを嗅ぐどころか、飛びついて咥えたくてしょうがない様子。

その制御が私には全くできないのだ。

思えば、興奮の制御ってアジリティーでも羊追いでもずっとつきまとう課題だった。

ダンベルの持来を教えるときも、「強制持来」と言われる方法を取ることなくできてしまった。

ある意味それがわたしにとっては自信の一つでもあった。

欲をコントロールするという意味でも「強制」は私と蒼太にとって必要なステップでもあったのかもしれない。

それをすっ飛ばして「できる」って思ってたことが今は少し恥ずかしい。

 

「強制」の本当の意味を知らなかった。

蒼太は全てのことに一生懸命なんだと思っていた。

度が過ぎて、スピードの調整ができないことも一生懸命な性格が原因なんだと思ってた。

冷静に慎重に動くということを教えてなかっただけだということに気がついた。

「強制」には必ずテンションダウンという副作用がつきもの。

そこを乗り越えさせなければならないという難しい課題がある。

 

訓練には大きな山を越えなければならない時が何度かやってくる。

今、「強制」という難しい山を登るときが来たのだと思いました。

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