to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

脚側行進について思うこと

2019年01月25日 | 訓練(蒼太)

脚側行進は「飼い主の左側をついて歩くこと」と

私は漠然と思って教えてきた。

 

 

でも、実際に競技に出てみると

犬の位置が前過ぎても、後ろ過ぎても、離れていてもダメなことに気づく。

 

 

↑これでは前に出過ぎてる状態。

 

 

私としては最初の写真や↑の写真くらいの位置で安定して歩いて欲しい。

 

気持ちが乗って来ると私の褒めを期待してより前に出てくる。

最初は「褒めて〜」って感じだけど、だんだんと「オヤツ出せ〜!」

「褒めろ〜!!」ってなってくる感じ。

前向きな意識は評価したいけど、前に出てくるのは良くない意識。

 

犬が前に出てくるときには、チョークチェーンを使って

良い位置に犬を強制してコントロールする方法は知っていた。

 

でも、私はこの意識がどうしても悪いものだとは思えなかった。

強制することで前に出ないことは学ぶかもしれないが、

前向きな意識まで影を潜めてしまうのは嫌だった。

 

蒼太の意識を、前に出る方向ではなくて

上を向く方向へ変換できれば良いと思った。

 

そのことに気づいたのはここ数年のことで、

それまでは蒼太の持つ前向きなパワーを

どうして良いのかわからないまま月日が過ぎてしまった。

 

蒼太は前に出て褒めを期待するが、競技中は褒めることができない。

褒められないとどうしたら良いかわからなくなって意識が離れる。

 

 

↑この写真は、私に集中していた意識が離れたときです。

左側に付いて歩くことは漠然とできてるんですが、蒼太の意識が不安定です。

この写真を見て気持ち良いと感じる人は少ないと思います。

そのくらい意識というものは大切なものだということです。

 

とある国の手足を大きく振ってキッチリ揃った軍の行進を見て

気味悪く思う人の方が多いのではないでしょうか。

脚側行進を軍隊行進のように歩かせてるだけと思う人もいるけど、

犬が人に対して集中し、期待し、安心していなければ

見ていて気持ちいいものにはならないのです。

 

私の横で安定したポジティブな意識で歩いて欲しい。

そんな思いで今でも試行錯誤をしています。

 

 

 

諦めなければきっと意識は変わる。

(写真はnu-saさんが先日の競技会で撮ってくれたものを使用しました。ありがとうございます。) 

 

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