私の前に鼻は私の右手側、お尻は私の左手側に平行に立つことを
「フロント」というキューづけしました。
う〜ん、どうしたら前に来れるんだろう?
蒼太は左サイドにつく脚側がすべての基本姿勢だと理解している。
わからないことを始めると左に付きたがる。
壁を利用してみたら案外すんなり私の思う位置を蒼太が通り
そこをクリック出来た。
蒼太の動きやクセを考える良いきっかけになった。
実は最初埒が開かずちょっとだけ誘導してみた。
直ぐに型はできた。
しかし鼻先に持っていった手がないと型にならないのでは?と
疑問が湧いて直ぐにやめた。
その型を覚えているかと思ったが、全く覚えてなかったのも収穫だった。
今までの私のやり方がどれだけ不安定だったかが裏付けられた。
土台のない柱では形はできても不安なはずだ。
これまで私がいかに小手先で犬を動かそうとしてたか思い知った。
私自身、アジでも訓練でもオビディエンスでも、
上手く蒼太を動かせないことが多々あった。
それをいとも簡単にやってしまう訓練士さん達。
小手先ではない犬を見る視点の違いなのかもしれない。