先日、o-papaが蒼太くんと羊追いの練習での様子を話してくれました。
1日目は、広いフィールドで練習をしたそうです。
羊をハンドラーのもとへ連れてくる作業は上手にできるのですが、ドライブといって、
羊をハンドラーとは逆の方向へ移動させる作業をさせている時のこと。。。
蒼太くん、o-papaから距離が離れてしまうと、振り返り、羊を移動させることができない。
そんな話を聞いて、私は以前、蒼太はワーキングドッグ限りなく近いスポーツドッグという
区別をされたことを思い出しました。
羊から目を離すことは、sheepdogとして致命的な気の弱さゆえなんだそうです。
それは繁殖の過程の問題だということでした。
私は、血統の問題を語れるほど、sheepdogも他の犬もたくさんは知らない。
だけど、普通の飼い主として、ウチに来た子が一番なのは当然!!
繁殖や血統やさらにその性格まで思ったような子が来るまで
犬を変え続けるわけにはいかないのだ。
問題をそこに持って行くのは、今目の前にいる犬に対してフェアじゃないと思うのです。
そして、o-papaから離れると振り返り、羊から目を離す蒼太ですが、
限界点を超えないギリギリの範囲では、ちょっと興奮すると言うことが聞けない。
そこで、o-papaのお前、いい加減にしろよ!的な叱責一撃にあったらしい。。。
(怒ると怖いんだよね~~)
急にピリッとした蒼太くん。限界点を越えて真面目に羊さんをドライブしたそうな。。。
o-papa曰く、「コイツ、甘えてんだよなぁ~(デレデレ)」
「なんかさ、離れて振り返った時の目がイヤ~ン、デキナイ~って感じなんだよ。」だって。
私は、自分の犬の繁殖の過程や血統、性格を問題にして、だからウチの子は。。。って
そんな事言ってもどうしょうもないって思うのです。
現に蒼太は、気の弱さから何事にも自信を持つまでに時間のかかる子ではありますが、
その部分を対処の仕方でカバーできるわけです。
「ウチの子気が弱いから、だめなの」って言ってたら、
たぶん彼は訓練競技会もアジリティーも羊追いも何もできなかっただろうし、
普通の生活でも常にビクビクとストレスを抱えた子になっていただろう。
時に、慎重に、時に誤魔化し、時に引っ張ってでも乗り越えさせる、そんなやり取りの中で、
犬の心身ともに成長させてあげることができるのだと思うのです。
羊追いでは、気が弱い。。。アジリティーでは直線的で曲がらない犬。。。
いろいろ言われても、私とo-papaには蒼太は蒼太なのだっ!!
ちなみに欧介の時は、ショータイプのジャックだから訓練できたのよ~って
何度言われたか。。。本物のジャックだったらムリムリ~ってね。
ちょっとやっかいなことが起きると、難しい犬だからとか繁殖がどーのとかって言えば、
人は納得するのかもしれない。
でも、私は今目の前にいる犬に対してフェアで居たいと思うから、言いわけはしたくない。
彼らの持つほんの少しの可能性にも目を向けて、引き出して行けたらそれでいい。
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