伏見区醍醐にある醍醐寺です。醍醐寺は醍醐山全山を寺域とする京都屈指の大規模寺院です。真言宗醍醐派の総本山で全国に1000もの末寺を持っています。国宝、重要文化財などの指定文化財を多数擁し、世界文化遺産にも登録されています。国宝の金堂は和歌山の満願寺にあった建物で、豊臣秀吉によって移築されたものだそうです。醍醐寺はあまりにも広いので醍醐山の山上の上醍醐と、裾野の下醍醐に分けられます。下醍醐には京都府内最古の木造建築と言われる国宝の五重塔が有名です。醍醐天皇のご冥福を祈るために朱雀天皇が起工、村上天皇の天歴5年(951年)に完成しました。