信濃五大寺の一つに数えられる駒ヶ根の光前寺です。信濃における天台宗の大寺でした。戸隠山、善光寺、更級八幡神宮寺、佐久津金寺、光前寺が信濃五大寺でした。寺領が大きかったばかりでなく学問寺として、天台密教の修業地として重要なところでした。
この天台宗・宝積山光前寺の歴史は古く、開山は貞観2年(860)にさかのぼります。不動明王を御本尊として、本聖上人により開基されました。また霊犬早太郎の伝説が伝えられています。
本聖上人は慈覚大師(円仁)のお弟子さんでした。古くは武田家、羽柴家の武将の保護を受け、特に徳川幕府からは、地方寺院としては破格の朱印六十石と、十万石の大名格を与えられ、学問寺として隆盛をきわめました。
樹齢数百年の杉の巨木に囲まれた境内には今でも十余棟の堂塔を備えた長野県屈指の大寺なのです。南信州随一の祈願霊場として広い信仰を集めております。
本堂の近くに、南信州では唯一の三重の塔が建立されています。その南側に小原氏一族の墓がひっそりと残っています。その中に万永元年に建てられた「小原元祖一千年供養塔」の碑があります。自分たちの先祖は比叡山のふもとの京都の大原の里から来て、光前寺建立のためにこの地に移り村を開いたそうです。
この天台宗・宝積山光前寺の歴史は古く、開山は貞観2年(860)にさかのぼります。不動明王を御本尊として、本聖上人により開基されました。また霊犬早太郎の伝説が伝えられています。
本聖上人は慈覚大師(円仁)のお弟子さんでした。古くは武田家、羽柴家の武将の保護を受け、特に徳川幕府からは、地方寺院としては破格の朱印六十石と、十万石の大名格を与えられ、学問寺として隆盛をきわめました。
樹齢数百年の杉の巨木に囲まれた境内には今でも十余棟の堂塔を備えた長野県屈指の大寺なのです。南信州随一の祈願霊場として広い信仰を集めております。
本堂の近くに、南信州では唯一の三重の塔が建立されています。その南側に小原氏一族の墓がひっそりと残っています。その中に万永元年に建てられた「小原元祖一千年供養塔」の碑があります。自分たちの先祖は比叡山のふもとの京都の大原の里から来て、光前寺建立のためにこの地に移り村を開いたそうです。