
京都府京都市左京区鞍馬本町に由岐神社(ゆきじんじゃ)があります。
鞍馬寺の中に由岐神社があります。鞍馬寺の鎮守社でしたが、現在は鞍馬の町の産土神です。大己貴命と少彦名命を主祭神として「由岐(靫)(ゆき)大明神」と称し、京都御所の中に祀られていました。「由岐」は、武具である「靫」を天皇の病や国難の時に神前に献じて、平穏を祈ったことから名付けられています。
天慶元年(938)に都の大地震、天慶2年の平将門の乱勃発で世情不安が広がりました。朱雀天皇の詔により、由岐大明神は天慶3年(940)御所の北方鎮護のため鞍馬に遷宮されました。そのときに鞍馬の里人が京の鴨川に生えていた葦で松明を造り神霊を迎えました。
これが例祭の鞍馬の火祭の始まりです。広隆寺の「牛祭」、今宮神宮の「やすらい祭」とともに京都3大奇祭の一つで、京都市登録無形民俗文化財です。本殿と拝殿は慶長12年(1607)に豊臣秀頼によって再建されています。拝殿は国指定重要文化財です。慶長期の石灯籠も残されています。
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