富山県中新川郡上市町大岩に日石寺(にっせきじ)があります。
大岩山日石寺(おおいわさんにっせきじ)は「大岩不動」「大岩のお不動さん」と呼ばれる真言宗の大本山です。神亀2年(725)、行基が開いたと伝えられています。大岩川の岩に本尊である不動明王像を彫刻し、開山したといわれています。
不動明王像の左右には矜羯羅(こんがら)童子と、制咤迦(せいたか)童子が彫られており、阿弥陀如来像と行基像も彫られています。5体とも国の史跡、国の重要文化財に指定され、古くから眼病に霊験あらたかな仏として信仰を集めています。
古くから立山の山岳信仰の一端として寺運も隆盛し最盛期には21社60坊を抱える大寺院として名を馳せました。広い境内には洞窟、奇岩、飛瀑の千巌渓があり、滝行などの修行体験ができることでも有名です。
天正年間(1573-1592)に上杉謙信が侵攻し、兵火で多くの堂宇などが焼失し衰退しましが、その後、正保年間(1644-1648)に弘寒上人により再興されました。慶安4年(1651)に加賀藩2代藩主・前田利常が子宝祈願を行い、正室である珠姫(徳川秀忠の娘)が懐妊したことから祈願所となり庇護され堂宇も再建されました。
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