京都府京都市東山区本町に東福寺(とうふくじ)があります。
東福寺の三門は応永12年(1405)に足利義持が再建し、現存する禅寺の三門として日本で最古最大のものです。三門とは涅槃(ねはん)に達するために通らなければならない空門(くうもん)、無相門(むそうもん)、無作門(むさもん)の境地を表す3門を意味しています。三解脱(さんげだつ)門の略です。
東福寺の三門は間口5間、奥行3間、入母屋造り、本瓦葺きです。切妻造り、本瓦葺きの山廊を付随しています。2階二重門で、上層に釈迦如来と十六羅漢を安置しています。二重門は2階建ての門ですが、楼門と違い、1階と2階の境目にも軒が出ている門です。明治30年(1897)に国宝に指定されています。
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