旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

おがみ山公園

2011年06月15日 | 旅 歴史
 鹿児島県奄美市名瀬永田町にあるおがみ山公園です。
「おがみ山」は、古くから名瀬市の生活の山であり、信仰の対象にもなっている山です。御神山か拝山かと諸説ありますが神の山として崇拝されています。
 標高236mの展望台から市街地や名瀬港が眼下に一望できます。園内にはヒカゲヘゴやアダンなどの亜熱帯植物が自生し、市内とは思えないほどの原生林が広がっています。
 復帰広場は昭和28年(1953)に奄美群島が本土に復帰した記念に造られたものだそうです。日本復帰運動の悲願達成のため全力を尽くし断食運動などで抗議した泉芳朗氏の胸像と「断食悲願」という詩が碑文となって残っています。
 終戦後、奄美群島は日本から切り離され、アメリカの軍政下におかれました。8年後の1953年12月25日、奄美群島全体の悲願であった日本復帰はようやくかなったのでした。

 わたしはただ一介痩身の無名詩人
 樹間に湧く無量の感に涙しぼり
 地に満つる落葉や雑草にも

泉芳朗詩 碑文
 無情の声を呑み
 天かける白雲に
 うたた民族流離の歌をきく
 よしや骨肉ここに枯れ果つるとも
 八月の太陽は
 燐として今天上にある
 されば膝を曲げ頭を垂れて
 奮然五体の祈りをこめよう
 祖国帰心
 五臓六腑の矢を放とう
     昭和26年8月(断食悲願の詩より)

 山道の途中には横綱朝潮昇進記念碑がありました。徳之島町出身の第46代横綱「朝潮太郎関」横綱昇進を祝った記念碑です。

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大浜海浜公園

2011年06月14日 | 旅 歴史
 鹿児島県奄美市名瀬小宿字大浜にある大浜海浜公園です。
 奄美大島を代表する海岸で平成8年に日本の渚100選に選ばれた海辺に広がるレジャー基地です。もちろん奄美群島国定公園に含まれています。
 アダンやバショウなど亜熱帯植物が密生する南国ムード漂う砂浜で若者に人気のスポットだそうです。海水浴やバードウォッチングなども楽しめるサイトです。
 海水浴場はゴールドビーチと呼ばれ、黄金色に輝く砂浜と、東シナ海の青い海のコントラストは格別の美しさがあります。
 公園内には奄美海洋展示館などもあります。「海と人との共生」をメインテーマにあげ、サンゴ礁の海底から砂浜、浜辺の森までを再現した水槽などでサンゴ礁の海を演出しています。
 また、大浜海浜公園は海亀の産卵地としても知られています。

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国直海岸

2011年06月13日 | 旅 歴史
 鹿児島県大島郡大和村国直にある国直海岸です。
 大和村国直からの思勝湾(おんがちわん)を臨んでいます。名瀬市から車で約30分という近距離なので海水浴やキャンプを楽しむ家族連れが多いところだそうです。
 砂浜はサンゴ砂利の広がった美しい海岸で、夏は夕日が海に沈むのがとても魅力的だと評判の所です。
 大和村は人口2千人たらずの小さな村です。奄美・沖縄の基幹作物となっている、サトウキビが日本で最初に栽培された村だそうです。平地が少ないため現在ではサトウキビの栽培は行なわれなくなってしまったそうです。

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奄美野生生物保護センター

2011年06月12日 | 旅 歴史
 鹿児島県大島郡大和村にある奄美野生生物保護センターです。
 野生生物の保護を目的とした施設です。生き物を飼育しているわけではありませんが、ビデオや模型などで奄美の自然を学習することができます。
 奄美諸島に生息するオオトラツグミ、アマミヤマシギなどの希少な野生動物や奄美固有の生態系について解説しています。
 国内希少野生動物種に指定されているオオトラツグミは奄美大島にしか生息しない鳥で、100羽余りしかいないと推定されています。
 やはり国内希少野生動物種に指定されているアマミヤマシギは、その名が示すとおり奄美諸島に固有のものです。特徴的な長いくちばしは、土の中のミミズやムカデをついばむのに適しているそうです。
 この施設のメイン「いのちの方舟・奄美諸島」というコーナーには与論島から喜界島まで奄美の島々ごとに野生生物が展示されていました。

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群倉

2011年06月11日 | 旅 歴史
 鹿児島県大島郡大和村大和浜にある群倉です。
 群倉(ぼれぐら)とは奄美の伝統的な高床式貯蔵庫である高倉が集まっているのを指します。大和村(やまとそん)役場近くの県道沿いに、こうした高倉が5棟保存されています。
 茅葺きの屋根部分が貯蔵庫になっています。丸くて長い柱はハブやネズミから穀物を守り、広い軒下は炎天下や雨天時の仕事場にもなりました。
  釘を一本も使用しない梁や桁を組み合わせた造りで、柱はかんなで削り上げているので足掛りがなくネズミが登れないそうです。
 風通しがよく貯蔵された物の保ちがよいそうです。大風の時も揺れても倒れづらく、火災が起きてしまったときには下部の貫木をはずすと容易に倒して延焼を防ぐこともできたそうです。
 相当古くから造られていたようで、南方から琉球を経て伝わったものと思われます。八丈島にもこれとよくにた高倉があることから黒潮文化圏の遺産ともいえるものです。

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マテリヤの滝

2011年06月10日 | 旅 歴史
 鹿児島県大島郡大和村福元にあるマテリヤの滝です。
 ここは福元盆地と呼ばれ、大和浜問切と焼内問切(現在の宇検村湯湾)の中間地点として重要なところでした。人々はこの山越えの道を歩き、ここの宿場で休んだのでした。当時は20数戸の人家や宿屋があったそうです。
 旅人が疲れを癒した滝がこのマテリヤの滝だったそうです。この滝は、フォレストポリスからさらに奥に入った原生林の真ん中にあります。
 マテリヤの滝は高さ12m、深さ6、7m、幅33mでそれほど大きい滝ではありません。木々の間から差し込む陽光がスポットライトのように滝壷を照らしているようです。
 川のまわりにはたくさんの木々がうっそうと生い茂り、昼間でも暗かったそうです。ところがこの滝の周りだけ空間が開いていて青空が見え、いつも太陽の日差しが滝を照らしていたそうです。
 本当に美しい太陽の滝つぼ「マ・ティダ・ヌ・コモリ」という発音がなまって「マテリヤのコモリ」と呼ばれるようになり、今はマテリヤの滝といわれています。
 春は山ツツジが滝壺の周辺や渓流の岩間から美しい紅の花を覗かせてことさら趣があるようです。

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奄美フォレストポリス

2011年06月09日 | 旅 歴史
 鹿児島県大島郡大和村福元にある奄美フォレストポリスです。
 湯湾岳からこの付近までまたもや行き違う車はありませんでした。もしもの時は携帯も通じないので慎重に運転しました。湯湾山麓に整備された森林浴公園フォレストポリスにやっと着きました。
 約30万平方mの敷地にはヒカゲヘゴやイジュなどの亜熱帯植物が茂っています。多目的遊戯施設には、パターゴルフやアスレチック、ゴーカートもあり、キャンプ場も併設されています。
 ここは昔の福元盆地の原生林を切り開いて作られました。奄美フォレストポリスは4つのゾーンに分かれています。
 一つ目のふれあいゾーンではフィールドアスレチックやスキッドレーサーカーで遊ぶことができます。二つ目の水辺のゾーンには、マテリヤの川が流れ、水生植物やトンボなどを観察できます。
 三つ目はバンガローもあるキャンプゾーンです。四つ目の渓流ゾーンにはマテリヤの滝が含まれ滝と自然散策が楽しめる遊歩道になっています。



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湯湾岳展望台公園

2011年06月08日 | 旅 歴史
 鹿児島県大島郡宇検村湯湾にある湯湾岳展望台公園です。
 湯湾岳は標高694mの奄美群島の中で一番高い山です。山の頂上に奄美の創世神、阿麻弥姑(あまみこ)と志礼仁久(しれにく)の二つの神を祀っています。
 標高480m、7、8合目の付近の間に湯湾岳展望台公園があります。奄美十景に数えられる絶景の場所です。
 焼内湾(やけうちわん)や大島海峡、加計呂麻島が手に取るようにはっきりと見えます。湯湾岳にはアマミノクロウサギをはじめルリカケスなど古代から生き続けている動植物が多数見られるそうです。
 頂上付近全体が、昭和43年に国の天然記念物に指定され、同49年には国定公園特別保護地区に指定されています。

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深浦

2011年06月07日 | 旅 歴史
 奄美大島にある深浦です。
 篠川湾を臨む深浦付近です。湾内には真珠の養殖用のブイなどが浮んでいます。この地方は田崎真珠がウエイトを占めているようでした。
 古くから真珠は装飾として珍重されました。それと同時に薬としても使用されています。 クレオパトラが溶かして飲んでいたことは有名ですが、日本でも解熱剤として使用され、現在も風邪薬として販売されているのです。

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マネン崎

2011年06月06日 | 旅 歴史
奄美大島にあるマネン崎です。
 古仁屋の東、嘉鉄(かてつ)集落手前の峠道に「マネン崎」展望台があります。案内板には嘉鉄の青壮年団が整地・管理を行っていると書かれいました。
 マネン崎付近のサンゴ礁は素晴らしく、昨日乗船した大島海峡の半潜水式水中観光船もこの付近の海底を見せてくれます。
 波の静かな大島海峡の向こうには加計呂麻島が見えます。ソテツも南国のコントラストに花を添えています。
 野生の山羊や馬が道路の近くで草を食べたりじゃれあったりしていました。誰かが飼っているにしては札などもなく急峻な場所に群れでいるのは野生としか思えません。

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ホノホシ海岸

2011年06月06日 | 旅 歴史
 鹿児島県大島郡瀬戸内町蘇刈にあるホノホシ海岸です。
 奄美群島国定公園の特別地域に指定されているホノホシ海岸です。行くまでの道はあまり良い道とはいえませんが駐車場は広く、浜の手前に広がる芝生ではキャンプもできるようです。
 玉石と呼ばれる丸い石が一杯の海岸です。大きな丸石のモニュメントもありました。波が荒いので石が波で洗われて玉のような丸い石ができるのです。
 ホノホシ海岸は、奄美大島本島の最南端に位置しています。とんがった岬の先端付近ですので常に波があらく砕け散る波が岩をも削り取りました。
 直径10cmほどの大きな玉石を一面に敷き詰めた海岸です。夏場は太平洋側からうねりがやってくるので、台風が発生した時には物凄い波しぶきになるそうです。
 海岸は、中ほどに岬があり、左右に分かれています。右側の入江は比較的穏やかです。
 岩が削り取られて空洞になっている岩から左側の入江は荒々しい波が押し寄せてきます。東映の映画の最初のショットのようです。
 絶景ですがあまり長くいたいところではありません。時より襲う大波が足元まで濡らすからです。
 波の音だけではなく、海底の玉石も波にもまれてごろごろと音を立てます。

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ヤドリ浜

2011年06月04日 | 旅 歴史
 鹿児島県大島郡瀬戸内町(奄美大島)にあるヤドリ浜です。
 ヤドリ浜はマリンレジャーに最適で、地元の人にも人気があるそうです。大きなガジュマルが海岸に木陰をつくり、白い砂浜が美しく弧を描いています。
 ここは奄美群島国定公園の特別地域に指定されています。ウミガメの産卵地としても有名です。
 ヤドリ浜は、奄美本島と加計呂麻島に挟まれた大島海峡の東のはずれに位置しています。湾の対岸には加計呂麻島が見え、その左手にはわずかに外洋の水平線がのぞけます。
 遠浅の海岸ですのでシュノーケリングも楽しめそうです。釣りをしている人は見かけませんでしたがおもしろいように釣れるそうです。

 海岸左の先はサーフポイントとして有名だそうです。ホノホシ海岸へつながっていて潮の流れがかなり速く激しいところだそうです。
 浜沿いには大きなガジュマルが枝をはりめぐらせており、木陰にかくれてゆっくりと過ごすこともできます。
 

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水中観光船せと

2011年06月03日 | 旅 歴史
 鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋下間原にある水中観光船せとからの景色です。
 半潜水式水中観光船「マリンビューワーせと」です。抜群の透明度を誇り、東洋一といわれる美しい珊瑚礁の広がる大島海峡の水中世界を間近に満喫できます。
 澄んだ海の中を泳ぐ色どり鮮やかな熱帯魚の群れや様々な種類のサンゴ礁の華麗な姿に、50分間の乗船時間があっという間に過ぎてしまいます。
 現在の奄美大島空港は、珊瑚礁のリーフを埋め立てて作ってしまいました。空港付近の珊瑚は大丈夫なのか心配になってきます。
 とかく海の底はゴミが溜まっているところが多くそのたびに幻滅してきました。ここは本当にきれいでした。たぶんダイバーなどが時折清掃しているのではないかと思います。

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生間

2011年06月02日 | 旅 歴史
 鹿児島県大島郡瀬戸内町にある生間(いけんま)です。
 加計呂麻島(かけろまじま)の生間から古仁屋(こにや)への帰路にはフェリーを使いました。来るときに海上タクシーに乗るとき「いくま」までと言ったら「いけんま」だよと教えられ覚えました。
 戦時中、特攻隊の指揮官として島に渡った作家島尾敏雄の文学碑公園は呑之浦付近にあります。
 生間港にはたくさんの魚が泳いでいました。コバルトブルーと太陽の日差しでキラキラ反射していました。
 「フェリーかけろま」です。20分の船の旅です。乗用車で6、7台運べるくらいの小さめのフェリーでした。

 生間には「ムチャカナ」伝説が残されています。「ムチャカナ」の美貌は島中の評判になり、薩摩藩から農地の竿打ち(測量)に来ていた役人(竿打殿) はこのうわさを耳にしてアンゴ(現地妻)にと所望しました。
 嫌がるチャカナを執拗に求めたため、彼女を島の外に逃亡させようとしました。対岸の嘉鉄に渡り山越えをして伊須に入港中の交易船に便乗して徳之島に渡るつもりでした。ところが伊須を出航した交易船は途中しけのため難破してしまったのです。
 幸いにして小野津の海岸に漂着でき、村人達の手厚い介護を受けました。美貌のムチャカナは有力者の許に嫁ぎ久しぶりに平穏な日を送ることができました。ムチャカナを嫁に仕損った男達や、彼女の夫に嫁ぎ損ねた娘達は恨み嫌がらせをしました。
 しかもムチャカナをアオサ採りに誘いだし磯に連れ出したのです。そして海中に突き落としてしまったのです。美人に生まれたことの悲劇の伝説です。

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リリーが住んでいた家

2011年06月01日 | 旅 歴史
 鹿児島県大島郡瀬戸内町諸鈍にあるリリーが住んでいた家です。
 「寅次郎紅の花」で寅さんとリリーが一緒に住んでいた家です。この家の表で満男(吉岡秀隆)と寅さんが劇的な再会を果たしました。海岸側は美しい諸鈍デイゴ並木が続いているところでした。
  前に誰かのホームページで見た「リリーの家」という大袈裟な看板も出店もなく地元の人に聞かなければどの家がリリーの家かわかりませんでした。中は台風で損害を受けたのか壊れていてわざわざ見に来るところではありませんでした。

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