京都府京都市伏見区深草薮之内町に伏見稲荷大社があります。
伏見稲荷大社にある御茶屋は仙洞御所にあった古御殿の建物です。寛永18年(1641)に、当時、院の非蔵人として仕えていた当社祠官羽倉延次が、後水尾院より拝領し、移築したものです。
御茶屋は江戸前期(1615-1660) の建物で、間口7.6m、奥行7.9m、単層、入母屋造り、上部桟瓦葺き、腰廻檜皮(ひわだ)葺きの建物で、玄関車寄が付いています。7畳の主室は、床、付書院、違棚がある書院造りで、床柱や漆塗りの框(かまち)などは数寄屋風です。昭和2年(1927)に国の重要文化財に指定されています。
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