旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

朝護孫子寺仁王門

2020年08月16日 | 旅 歴史

 奈良県生駒郡平群町(へぐりちょう)信貴山に朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)があります。
 朝護孫子寺の仁王門は宝暦10年(1760)に大阪宝栄講が再建した建物です。明治14年(1881)に大修理され、大正11年(1922)にこの場所に移転されています。2体の仁王像の前にはわらじが奉納されていました。

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朝護孫子寺多宝塔

2020年08月15日 | 旅 歴史

 奈良県生駒郡平群町(へぐりちょう)信貴山に朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)があります。
 朝護孫子寺の多宝塔の祭壇には大日如来が祀られています。坐像丈三尺、恵心僧都作ともいわれ、古くは天台宗との関わりが伺えます。元禄2年(1689)に建立、明治15年(1882)に修復されています。多宝塔の横から信貴山の頂上、城跡に行くことができます。

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朝護孫子寺鐘楼堂

2020年08月14日 | 旅 歴史

 奈良県生駒郡平群町(へぐりちょう)信貴山に朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)があります。
 朝護孫子寺の鐘楼堂には一丈四方に袴腰が付いています。貞享4年(1687)に再建された建物です。梵鐘には信貴四郎と銘があり、南部遠明の家臣・田部井十郎が鋳造して奉納したとのことです。

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朝護孫子寺経蔵堂

2020年08月13日 | 旅 歴史

 奈良県生駒郡平群町(へぐりちょう)信貴山に朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)があります。
 朝護孫子寺の経蔵堂は、中央に回転できる経厨子があり、中に仏教のあらゆる法門の経典を集めた「一切経」を納めてあります。その経厨子は、一回転させる毎に「一切経」をすべて読誦したのと同じ功徳があるといわれています。

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朝護孫子寺本堂

2020年08月11日 | 旅 歴史

 奈良県生駒郡平群町(へぐりちょう)信貴山に朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)があります。
 朝護孫子寺の本堂は清水寺と同じく崖からせり出した舞台造り(コンクリート造り)です。慶長7年(1602)に豊臣秀頼によって再建され、(他説には文禄年間(1592-1596)豊臣秀吉により再建とする説もあり)、後に修復を加え、延享3年(1746)に完成しました。しかし昭和26年(1951)に本堂は漏電のため焼失し、昭和33年(1958)に再建された建物です。

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朝護孫子寺赤門

2020年08月10日 | 旅 歴史

 奈良県生駒郡平群町(へぐりちょう)信貴山に朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)があります。
 朝護孫子寺の赤門は千手院の手前に建てられています。寛政5年(1793)に再建された朱色が鮮やかな美しい門です。本山信貴山と書かれた看板が掛かっています。平成21年(2009)に塗り替えられています。

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朝護孫子寺

2020年08月09日 | 旅 歴史

 奈良県生駒郡平群町(へぐりちょう)信貴山に朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)があります。
 朝護孫子寺は正式には信貴山(しぎさん)歓喜院朝護孫子寺という信貴山真言宗の総本山です。延喜2年(902)、明蓮が醍醐天皇の勅命で創建した時、「朝廟安穏 守護国土 子孫長久」の願文から名付けたそうです。
 寺伝では聖徳太子が物部守屋討伐を祈願し、寅の年、寅の日、寅の刻に毘沙門天から加護され討伐に成功したことから、「信ずべき山、貴ぶべき山」信貴山と名づけられ、命蓮上人平癒の祈願で醍醐天皇の病が全快し、朝護孫子の号を賜ったとなっています。
  平安時代以降は、外敵退散、悪魔降伏を祈る毘沙門天信仰から武人の崇敬を集め、河内の豪族・河内正康も深く毘沙門天に帰依しました。その子供には多聞丸と名付けました。のちの楠木正成です。菊水紋のついた甲冑(重文)と、菊水の旌旗が正成により奉納されています。
 三好長慶の家臣であった松永久秀は、長慶の死後、京の実権を握りました。足利義昭を奉じて大挙入洛した織田信長に服属しましたが、朝倉・浅井に挟撃され敗退した織田を裏切り、永禄3年(1560)、信貴山に城を築き立てこもりました。
 信長は1日で信貴山を焼き払い、久秀は平蜘蛛の釜とともに爆死しました。この時の兵火で朝護孫子寺も灰燼に帰しました。慶長7年(1602)に豊臣秀頼によって再興され、徳川幕府には保護されました。しかし、昭和26年(1951)に本堂は焼失しました。

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龍田大社

2020年08月08日 | 旅 歴史

 奈良県生駒郡三郷町立野南に龍田大社(たつたたいしゃ)があります。
 龍田大社は延喜式で名神大社に列する古社で、天御柱大神(志那都比古神)と国御柱大神(志那都比売神)を祀っています。祭神は別名を龍田神・龍田風神ともいい、崇神天皇の時代、凶作が続いたとき、夢でこの風神のお告げを受けて創建されたといわれています。
 斑鳩町龍田に「新宮」と呼ばれる龍田神社がありますが、こちらは「本宮」とも呼ばれています。これは、聖徳太子が法隆寺を建立した時、龍田大社に祈願し、落慶の際に法隆寺の守り神として龍田大社の分霊をお祀りしたのが龍田神社であるためです。
 旧社格は最高の官幣大社で、古くから五穀豊穣、航海安全に霊験ありとして崇敬を集め、歴代の朝廷からも深く信仰されました。毎年6月28日から1週間行われる風鎮祭は、天武天皇の675年に始まると伝えられています。

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円福寺宝篋印塔

2020年08月07日 | 旅 歴史

 奈良県生駒市有里町に円福寺(えんぷくじ)があります。
 本堂前に建っている2基の宝篋印塔は昭和30年(1955)に国の重要文化財に指定されています。北側の塔は総高244cm、初重に四仏の種子を刻み、永仁元年(1293)の銘があります。南側の塔は総高240cm、初重に四仏の像が刻まれています。北側の塔と同じ頃の造立と推察されています。

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円福寺本堂

2020年08月06日 | 旅 歴史

 奈良県生駒市有里町に円福寺(えんぷくじ)があります。
 円福寺の本堂は間口3間、奥行3間、単層、入母屋造り、本瓦葺きで、中央に1間の向拝を付けています。来迎壁(仏壇背後の壁)の墨書から応安4年(1371)に建てられたことがわかります。大正11年(1922)に国の重要文化財に指定されています。棟札1枚、旧来迎壁額縁1本、旧床板1枚、旧野地板断片1枚、旧鬼瓦2個、旧丸瓦2枚も附指定されています。

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円福寺

2020年08月05日 | 旅 歴史

 奈良県生駒市有里町に円福寺(えんぷくじ)があります。
 龍華山(りゅうげさん)円福寺は生駒谷を見下ろす山腹にある真言律宗のお寺です。寺伝によると天平勝宝年間(749-757)に行基によって創建されたという古刹です。しかし何度も火災に遭い、寺歴は明らかではないといいます。
 本堂と庫裏があるだけの小さなお寺ですが、鎌倉時代に再建された本堂は国の重要文化財に指定されています。本堂前に並んで建つ2基の宝篋印塔も鎌倉後期のもので、国の重要文化財に指定されています。

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往馬大社上溝桜

2020年08月04日 | 旅 歴史

 奈良県生駒市壱分町に往馬大社(いこまたいしゃ)があります。
 往馬大社の上溝桜(うわみずざくら)は大嘗祭(だいじょうさい)(天皇が即位の礼の後、初めて行う新嘗祭)の斎田てん定(さいでんてんてい)の儀に使用された御神木です。昭和や平成の大嘗祭にも献上されています。

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往馬大社社叢

2020年08月03日 | 旅 歴史

 奈良県生駒市壱分町に往馬大社(いこまたいしゃ)があります。
 往馬大社の鎮守の杜である社叢(しゃそう)は平成10年(1998)に奈良県の天然記念物に指定されています。ツブラジイなどの高さ20mの照葉樹がよく保存されています。

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往馬大社本殿

2020年08月02日 | 旅 歴史

 奈良県生駒市壱分町に往馬大社(いこまたいしゃ)があります。
 往馬大社本殿は拝殿の後ろに建てられています。7連の壮麗な春日造りで、屋根は檜皮葺きです。中央に伊古麻都比古命(いこまつひこのみこと)、その右に伊古麻都比賣命(いこまつひめのみこと)が祀られています。左側には気長宿禰王命・気長足比賣尊・誉田別尊、右側には足仲比古尊・葛城高額姫命が祀られています。

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往馬大社

2020年08月01日 | 旅 歴史

 奈良県生駒市壱分町に往馬大社(いこまたいしゃ)があります。
 往馬大社は生駒山を御神体として祀られた古社で、正式には往馬坐伊古麻都比古(いこまにますいこまつひこ)神社といいます。平安時代の「延喜式」には名神大社として名を連ね、生駒谷17郷の氏神として崇敬されてきました。
 火の神として古くから民衆の信仰を集め、代々天皇の祭祀に用いる火燧木(ひきりき)を献上したと伝えられています。毎年10 月の体育の日の前日に「火どり」と呼ばれる「火祭り」の行事が行われています。古式豊かな伝統行事として生駒市の無形民俗文化財に指定されています。
 伊古麻都比古命と伊古麻都比賣命の両神は火燧木神(ひきりぎのかみ)とも呼ばれます。天皇が即位の礼の後、初めて行う新嘗祭である大嘗祭では、亀甲占いを行います。その際の火燧木(起こし火のタネ)は、往馬大社から献上されたものが使われ、現在もその習わしが続いています。

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