オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

牧野(マキノ)のフライス盤の下見に東京と長野に来ています。

2012-10-21 02:56:44 | 牧野(マキノ)フライス KSJP KVJP
只今、10月21日 午前2時
中央道の長野県にある阿智PAです。


エンジンを切った車内で仮眠していたら寒さで起きてしまいました。


今日一日あったことを簡単にまとめます。




東名用賀まで順調にきて目的地まで30キロほど。

首都高の渋滞にはまるのが嫌で下道に下りたのですが、
下道で渋滞に引っかかってしまいました。





国道246号線、いわゆるニイヨンロク。
関東圏ナンバーの中に一台だけ大阪ナンバーの車。

完全アウェイ。


「大阪モンが!」となめられんように、気を抜かないで頑張りました。



寅次郎もお疲れのご様子。





目的地の東京都機械共同組合倉庫は江東区にあります。

とら母に言ったら「江東区やったらスカイツリーが見えるかも」と教えてくれた。


有るかなあと探してたら目の前にありました。


「お母ちゃん、遠くからやからよう分からんかったけど大阪の通天閣と
あまり高さはかわらんかったよ。」






「東京都機械共同組合」


加盟している機械屋さんが共同で借りている機械展示場兼倉庫です。

東大阪にもありますがそこよりは規模は小さいです。



東京での下見物件がこれ。

86年製のKVJP-55。

程度は良い方だと思います。

丁寧に使う会社やったと言っていた。

物を置く所や油が垂れてくる所にはウエスが置いてあったりと、
気遣いが感じられる。





ここまできたら次は値段の交渉。

運賃だけで10万円は越えてしまうので、値引きは大切な交渉事。


しかし、これがなかなかどうして。

「値段は電話で言ったでしょ」

交渉事なんてする気がないみたい。


それまでも遠いから写真を送って欲しいとお願いしても、忙しいからと、とりあってくれないし、
なんか話しててアレレって感じがした。

長野の物件が気がかりなのでそれを見てから返事をしますと言ってお話終了。


本来やったら、大阪からよう来たなあとか、趣味で買うということで同様な話で盛り上がるのですが

何にもなかった。




長野までは280キロ

昼1時を回っているので現地に着くのは夕方。

たいてい土曜日は半日か休みの会社が多い。
なのであまり遅くなると嫌がられるので急ぎます。


眠いのとお腹が空いたのとでつらい。


時間もなく直ぐに首都高に乗ったのでコンビニも寄れず、PAでスコーンとペプシを買って、ごまかした。

これが味が濃いくて良い感じ。





長野の社長さんは遅くなっても親切に何度も道案内の電話をくれた。

ちょっと人里離れた山の手にあって、ちょっと迷いながら5時過ぎに到着。



こちらはさっきのより更に3年古い83年製。


しかしどうみても綺麗すぎる。

塗装にはまた艶があり、ピカピカ。


再塗装というのもある話ですが色を見ると分かるもの。


塗装はだませてもテーブルの傷、ハンドルに残る新品時の渋さはごまかしきれないもの。


異様なマキノだった。


一応テーブルの傾きをダイヤルゲージで測定したが左右で1/100くらい。

重いモノをテーブルに載せて使っているうちにテーブルが前にへたってくるのですが
「前垂れ」と呼ばれる前後方向の傾きもゼロ。


細かなことは探せばば出てくるかもしれないですが、なかなかのコンディション。


とにかく初めて見る異様な感じがするマキノです。

「あやしい」という言葉が「怪しい」ではなく「妖しい」の方。



70才になるおじいさんとその奥さんと二人で使っていたそうです。






機械の高さが10センチ高い「ハイコラム」と呼ばれるタイプ(東京の機械がそれ)が
条件だったのですが、それにも目をつむってしまうほどのマキノだったので決めて来ました。


搬入は1ヶ月以内なので、帰ったらガレージの片付けを慌ててしないとダメです。


ほんとに時代をスリップしてきたようなマキノでした。


帰りがけ近くの温泉に入ってサッパリしてきました。






ではまた